歯ぎしり

歯をきしませたりこすり合わせてしまうという特質は、聖書の時代から知られていて、緊迫した不幸な状況に歴史的に関連付けられています。１９３１年には、寝ている間の歯のきしみやこすれに名前を与えるために、「歯ぎしり」という表現が作り出されました。

成人人口の約３分の１が、歯の食いしばりや歯ぎしりに悩まされていると推測されています。歯ぎしりは、潜在意識のもとで反射的に行われているため、ほとんどの場合、患者たちは自身が歯ぎしりをしているという自覚はありません。

一緒に寝ている人や歯科医に指摘されて初めて、彼らは自身の癖に気づきます。２歳という年齢でも、寝ている間に歯ぎしりをすることがあるということがわかっています。

歯ぎしりを診断することは簡単ではなく、パートナーやルームメイトが歯ぎしりの音を聞くということ以外に、歯科医にしか診断ができないという場合もあります。

自分が歯ぎしりをしているかどうかを判断する方法

歯ぎしりは、頻繁な頭痛、顎関節の痛み、顎の筋肉の痛みやこわばり、朝方の顎の疲れ、それから開口障害などと関連付けられています。首や喉、肩、顔などにおける痛みもまた、よく耳にする問題です。

歯ぎしりは、さまざまな歯の問題の原因ともなり得ます。これらには、過度な歯のすり減りによる見た目的にも良くない歯の短さ、鋭さ、歯の表面のエナメル質のすり減り、さらには歯、詰め物、クラウンの欠けなどの問題が含まれます。