帝王切開中に起こること
帝王切開は、病院で行われます。手術の数日前に診療予約を取るように言われたり、手術後も数日間入院するように言われるかもしれません。
術前の診療
もし帝王切開の計画を立てる時間があれば、それが行われるだいたいの日付も教えてもらえます。
また、手術が行われる前の週のどこかで診療予約を取るようにも言われます。
この診療では、次のようなことが行われます。
・手術について質問があれば、何でも尋ねることができます。
・赤血球が不足(貧血症)していないか確認するため、血液検査が行われます。
・手術前に服用するための薬が渡されます。これには、抗生物質、吐き気止め(制吐薬)、そして胃酸の酸性度を弱めるための薬(制酸薬)などが含まれます。
・同意書に署名するように言われます。
手術の数時間前には、飲食をやめなければなりません。タイミングは、医師または助産師が教えてくれます。
手術
準備
手術の日は、病院に着くと病衣に着替えるように言われます。
麻酔がかかっている間に、カテーテルと呼ばれる細くて柔軟性のある管が膀胱を空にするために刺され、必要に応じて陰毛の一部が切られます。
麻酔は、手術室で打たれます。これには、たいてい脊椎麻酔もしくは硬膜外麻酔が使われ、目は覚めたままの状態で体の下半身だけを麻痺させます。
このことは、分娩中は意識があり、すぐに子供を見て抱くことができるということです。
また、子供の父親と一緒にいることができるということでもあります。
眠りにつく一般的な麻酔は、脊椎麻酔も硬膜外麻酔も打つことができない場合に使われます。
起こること
手術中は、次のようなことが起こります。
・はじめから少し傾けられているかもしれない手術台の上に横になります。
・手術が行われている様子が見えないように、お腹の上に隠すためのものが置かれます。
・お腹と子宮に10~20センチの切り目が入れられます。これは、たいていビキニラインのすぐ下あたりに横向きに入れられますが、たまにへその下に縦に入れられる場合もあります。
・子供はその穴から取り出され、これにはたいてい5~10分かかり、この段階で少し引っ張られるような感覚があるかもしれません。
・子供は生まれてすぐにあなたに見えるように持ち上げられ、あなたの元へ連れてこられます。
・子供が生まれると、子宮の収縮を促し、失血を減らすためにオキシトシンと呼ばれるホルモンが注射されます。
・子宮は溶ける縫合糸で閉じられ、お腹の傷は溶ける縫合糸もしくは数日間で取り外さなければならない縫合糸やホッチキスで閉じられます。
手術全体には、だいたい40~50分間かかります。