医師はリウマチをどのように診断する?

あなたの関節が何週間も腫れていて痛みを伴っており、特に午前中にこわばりが見られるであれば、医師に相談してみることをお勧めします。リウマチの可能性があります。
通常の場合、リウマチの原因は免疫系にあり、年齢や傷害が原因で関節に発症する骨関節炎とは異なります。リウマチを治療しないでおくと、関節を傷つける可能性があります。実際、リウマチを持つのほとんどの人には、何らしかの関節損傷があります。そのほとんどは、最初の2年間に発生します。
診断の際には、血液検査やX線検査を行うこともあります。リウマチの専門医が紹介されることもあります。
診断が難しいケース
場合によっては、リウマチを診断するのが難しい場合もあります。リウマチの症状は人によって異なりますが、主には以下が共通してみられます。
・関節の痛み/腫れ/こわばり、特に小関節(手首、手、足)
・6週間以上のの不快感
・午前中の関節のこわばりが、30分以上続く
・疲労
・食欲減少
・低悪性度の熱
医師がリウマチを診断するにあたって、絶対的な検査というのはありません。リウマチは初期段階の症状は、以下のような病気と共通しています。
・尋常性狼瘡
・シェーグレン症候群
・乾癬性関節炎
・ライム病関節炎
・変形性関節症
つまり、医師がリウマチを特定するためには、多くの要因から判断する必要があるということです。
医師に相談するタイミング
あなたにリウマチの可能性が見られるとき、診察は以下のような流れになるでしょう。
個人の、または家族の病歴を問診
医師は、あなたの過去にリウマチになったことがあるか、またはあなたの家系でリウマチの人がいないか質問をします。その場合、あなたもリウマチにかかっている可能性があります。
身体検査
医師は、関節の腫れ、圧痛、動きの範囲をチェックします。
血液抗体検査
医師は、リウマチの際に血液に現れる、以下の特定のタンパク質を確認します。
・リウマチ因子(RF)
・抗CCP抗体(抗環状シトルリン化ペプチド)
・ANAまたは抗核抗体
ただし、リウマチの人全員に、上記が見られるわけではありません。
他の血液検査
RF値と抗CCP抗体に加えて、他の血液検査では、以下を確認します。
・全血球計算(CBC)
貧血(低赤血球)は、RAにおいてかなり一般的です。
・赤血球沈降速度とc-反応性タンパク質
これらの炎症の測定値は、リウマチの場合は、しばしば高くなります。
画像検査
画像検査は、症状の重症度を医師が判断し、経過を追跡するために効果的です。 X線によって、関節損傷がないか確認することができますが、損傷が早期の場合、現れないこともあります。磁気共鳴イメージング(MRI)検査と超音波検査では、関節のより詳細な画像を見る事ができます。これらの画像検査は通常、リウマチの診断には使用されませんが、医師が早期にリウマチを発見するためには効果的です。
他にできること
医師、別の病気や症状と照らし合わせながら、病気を特定しようとすることを、鑑別診断と呼ばれます。
医者が、リウマチや、自己免疫性関節炎以外で考慮する可能性のある、多くの条件があります
ウイルス性関節炎
風疹、パルボウイルス、B型肝炎、そしておC型肝炎は、リウマチに似た短期的な関節炎の症状につながる可能性があります。
回帰性リウマチ
リウマチ、尋常性狼瘡などの疾患を引き起こす可能性のある断続的な関節の炎症
リウマチ性多発筋痛
一般的には50歳以上の人に見られ、リウマチよりも痛みが少なく、肩と臀部で見られる傾向があります。
リウマチの診断後の次のステップ
リウマチだとわかったとしても、慌てないでください。治療法はありませんが、現在では、リウマチの人は以前に比べて、ずっと快適に生活をできています。医者は、状態を改善し症状を管理することができる、すべての方法についてアドバイスをくれるでしょう。
医薬品
非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)、コルチコステロイド、そして疾患修飾薬には、いくつか種類があります。
関節の圧迫を下げる
体重を減らすか、または健康的な体重を保ってください。休息は取るべきですが、とり過ぎないことも重要です。 中程度の運動も効果的です。杖や歩行器を使って歩くことで、下半身の圧迫を軽減させましょう。
手術
時間の経過にともなう、大きな関節の損傷がある場合は、手術について医師に相談した方がよいかもしれません。膝、股関節、手首、および肘の関節置換術は効果的です。より簡易的な手術も、良いかもしれません。