関節リウマチの症状

症状

関節リウマチ(RA)は、長期間に及ぶ病気です。その症状は出たり消えたりし、人によって症状の出方も異なります。

中には、病気が発症していない期間が長い人がいます。この期間中、彼らは症状が少ない、もしくは全くありません。そうかと思えば、一度症状が出ると、その状態が何ヶ月間も続く人もいます。治療を受けると楽になります。

関節で発症した場合

RAは、必ず関節を襲い、そこで炎症を起こします。典型的なサインは次のようなものです。

・こわばり。関節が使いにくくなり、通常と比較して動かしづらくなります。この症状は、特に朝方に見受けられます。他の形態の関節炎を患っている人も朝方は関節がこわばりますが、関節リウマチを患っている人はこの症状が治まるまでに一時間以上(場合によっては数時間)かかります。
・腫れ。関節内に液体が流れ込み、腫れぼったくします。
・痛み。関節内の炎症は、その関節を脆く、柔らかい状態にさせます。時が経つにつれて、損傷と痛みをもたらします。
・赤みと温かさ。感染した関節は、その部位の周りの皮膚よりも温かく、ピンクや赤っぽい色をしているかもしれません。

RAは、ほぼ確実に手に影響を及ぼしますが、膝や手首、首、肩、肘、足、腰、さらには顎までを含めたどの関節も襲う可能性はあります。たいていは、両手首や両腰などといったように、体の両側にある同じ部位を対称的に襲ってきます。

全身を襲う関節リウマチの症状

関節リウマチは、関節以外を襲うこともあります。次のようなことが起こるかもしれません。

・疲労。
・吐き気。
・普段より食欲がなく、その結果として体重が減少する。
・筋肉痛。

少しインフルエンザのように感じるかもしれませんが、これらの症状はたいていインフルエンザのものよりも軽く、長期に渡って続きます。

RAを患っている人の中には、リウマチ結節と呼ばれる、肘の皮膚の下に現れることが多いこぶも発症する人がいます。それらは、痛みを伴うことがあります。

RAは、肺を襲うこともあります。その炎症は、肺または肺の粘膜を損傷させる可能性があります。これには、症状がないかもしれません。もし息切れをすることがあれば、医師に頼んで肺の炎症を抑える薬を処方してもらうことができます。

同様に、心臓の内膜で炎症を起こすこともあります。このことが原因で起こる症状には気づくことができないでしょう。しかし、息切れや胸痛を感じることはあるかもしれないので、その時には医師に相談しましょう。

RAは、咽頭にある関節を襲い、声を枯れさせることがあります。

RAを患っている人の少数(5%以下)は、その病気によって目が赤くなったり痛くなる、もしくは乾燥することがあります。

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