性交と糖尿病:勃起不全を治す

その他

糖尿病になるということがどのようなことか考える時、「気持ちの良い性交」は頭に浮かばないかもしれません。しかし、そのまさか、なのです。

「糖尿病の人でも、そうでない人のように十分に、定期的に性交を楽しむことができるべきなのです」と、米国糖尿病学会で健康管理と教育のトップを務めるDavid G. Marrero博士は言います。「長く、満足のいく性生活を送りたいのであれば、もう少し自分でそれについて考え、自分自身を教化すればいいだけなのです。」

懐疑的ですか?結局、男性において、糖尿病はリビドーを下げ、勃起を起こしにくくするのです。しかし専門家たちは、糖尿病を上手に管理することで性的問題や既存の課題を軽減し、扱いやすくできると言います。糖尿病の男性では、ほとんどの治療が効きます。

以下に、いくつか最もよくある性的関心事と予防・治療の方法があります。

勃起不全

勃起をすることや、保つことができない症状である勃起不全(ED)が、糖尿病の男性の主要な性的不満です。もちろん、全ての男性、特に高齢の男性が時に勃起に問題を抱えます。しかし糖尿病を患っていると、若い時点でEDになる可能性が2倍になるのです。

4回に1回勃起に問題が生じるようなら、EDです。粗末な糖尿病の管理から起きる神経と動脈の損傷は、男性器への血流が阻害されてしまうので考えられうる要因です。この損傷は心臓への血流も遅くしてしまうので、心臓病にもなりやすくなります。

EDは気分を下げます。EDは自尊心を下げ、憂鬱な気持ちにしてベッドの中で不安になり、患者とそのパートナーの間にストレスを生んでしまいます。

低い性的欲求

一方で、性交への欲求がそれほどでもないだけなら、テストステロンの数値が下がっているのかもしれません。EDのように、テストステロン数値は年を取るにつれて下がります。しかし糖尿病、特に2種にかかるか体重超過は(あるいはその両方)、EDになる可能性を2倍にするのです。

低いテストステロンの影響を、生活の様々なところで感じることができます。エネルギー、筋肉の強さ、そして気分は性的欲求と同じく低いでしょう。勃起を起こす頻度は減り、勃起も弱くなるかもしれません。

性的問題の管理をする:始めるには

性的に問題があり、かつ糖尿病を患っているのであれば、慢性的な高血糖になるリスクがあります。糖尿病、血圧、そしてコレステロールを上手にコントロールするのが、性的問題を避け、軽減するのを助ける一番の方法なのです。これは双方に利益のある戦略で、健康的になり、さらにより良い性交をすることができます。「既に神経が損傷していたとしても、性的問題を最小化する助けになるでしょう」と Marreroは言います。

これらの方法を、作戦に利用しましょう。

・必要があれば減量しましょう。体重超過か肥満の人には朗報があります。2011年の小さな研究で、2種糖尿病の肥満体型の男性達のうち、体重を5%かそれ以上落とした人は、勃起が改善し、数週間のうちに性的欲求が増進したのです。なぜでしょう?余分な体重は体がインスリンを使いにくくなるので、神経損傷のような問題が起きる可能性が増すのです。また、テストステロンが低下するおそれも増大します。「5~7%の模範的な減量でも大きな影響を及ぼしうるのです」とMarreroは言います。
・運動しましょう。寝そべってテレビを観ながらお菓子をつまんでいるようでは、よりEDになりやすくなってしまいます。定期的な運動は血流を改善し、EDの予防になります。
・医師に話をしましょう。恥ずかしがらないでください。糖尿病の男性の約半数は、医師に性的な懸念を相談します。高血圧や腎臓病といったその他の健康問題は、EDの原因にされるかもしれません。あるいはうつ、テストステロン数値が低いことにより、性的関心が失われているのかもしれません。医師は問題を指摘し、正しい治療を指導してくれます。
・薬について学びましょう。これは医師と話をする、また別の理由です。性的な副作用のある薬を服用することになるかもしれません。例えば、血圧の薬の中には勃起不全を引き起こすものが、また抗うつ剤には性的欲求を低下させる可能性のあるものがあります。服用している薬が性生活を行き詰まらせたら、服用量を減らすか、他の薬に切り替えましょう。

EDを治療しましょう

「どの男性にも絶対に効く治療があります」と糖尿病療養指導士であり、結婚療法士であり、Sex and Diabetes: For Him and For Herの著者でもあるJanis Roszlerは言います。最高の治療は問題の本質や、患者のその他の健康問題次第なのです。

経口薬

クエン酸シルデナフィル(バイアグラ)、タダラフィル(シアリス)、そしてバルデナフィルHCI(レビトラ、スタキシン)は興奮状態の間、男性器への血流を増大させます。頭痛や鼻詰まりといった最もよくある副作用は、普通穏やかで一時的です。勃起が何時間も持続する、というような副作用は稀です。経口薬は最も多く見られる治療で、服用している糖尿病の男性の60%にまでよく効きます。

器具

薬局で処方箋無しで買える、血液を男性器に引き入れる真空ポンプは、男性器を硬くするのに役立ちます。勃起を保つのが困難であれば、男性器の根本の周りに締め付けバンドを付けると、ひとたび勃起したら血液をそこで保つことができます。性交中に男性器を一定の場所に保つサポートスリーブも、勃起できない場合の選択肢の一つです。

低いテストステロンを治す

「テストステロンが低いと生活に大きな影響が出る場合がありますが、都合が良いことに、とても治療しやすいのです」と Roszlerは言います。テストステロンのジェル、パッチ、注射、丸薬を使うことができます。

テストステロン補充療法は、エネルギー、性的欲求、勃起、筋肉量、そして気分を向上させます。2013年の研究では、この療法で2種糖尿病の肥満男性の全般的な生活の質と同様に、性交があらゆる面で向上しました。より太っていて、憂鬱な状態の男性には影響は小さなものでしたが、減量もしくはうつから抜け出すための良い根拠になりました。

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