ドライアイの原因

その他

ドライアイは、涙が十分にでない、または涙があまりにも急速に蒸発することで起こります。
また、涙液の生成過程の一部が乱され、涙の量や質が影響を及ぼすことで、起こる事もあります。

単一の原因は見つからないかもしれませんが、ドライアイには、様々な原因が考えられます。考えられる原因のいくつかを以下で説明します。

ホルモンの変化

ホルモンは体内で産生される強力な化学物質であり、神経系は涙の産生に重要な役割を果たします。
ホルモンは涙の産生を刺激します。女性のホルモンレベルの変化は、ドライアイになるリスクを高める可能性があります。例えば以下があります。

・妊娠中
・更年期
・避妊薬を使用している間

加齢

ドライアイは、高齢の人の間でより一般的です。年齢を重ねると涙の量が減り、まぶたが効果的に目の表面に涙を流さなくなります。

環境と活動

環境によって、目が乾燥し、涙が蒸発する可能性があります。例えば以下などです。

・太陽
・風
・乾燥した
・熱風
・高地
・読書
・執筆
・PC作業

これらの活動を行っている間は、視覚を集中させる必要があるため、瞬きが少なくなる傾向にあります。このことで、涙液層が蒸発したり、枯れやすくなります。

特定の治療

ドライアイは、特定の薬の副作用として起こることがあります。以下を参考にしてみて下さい。
・抗ヒスタミン薬
・抗うつ薬
・ベータ遮断薬
・利尿薬

レーザー眼科手術

特定の種類のレーザー眼科手術を受けた人には、手術後数週間でドライアイになることが、わかっています。

症状は通常数ヶ月後になくなりますが、場合によってはなくならないこともあります。

コンタクトレンズ

コンタクトレンズが眼を刺激し、ドライアイになることもあります。レンズの種類を変更したり、使用頻度を制限することが、症状の改善には効果的です。また、洗浄液の交換や、防腐剤を含まないドライアイ専用の点眼薬を使用するのも良いでしょう。

病状

ドライアイのリスクを高める病状は、たくさんあります。

ドライアイの人の多くは、眼瞼炎やマイボーム腺機能不全(MGD)にもかかっています。まぶたの縁に炎症を起こし、涙膜のための油を産生するマイボーム腺が塞がっている状態になっています。

眼瞼炎は、細菌性感染症や酒さなどの他の状態の結果として、起こることもありますが、どの年齢の人にも、健康な人であっても生じることがあります。

他にドライアイのリスクを高める病状は、以下の通りです。

アレルギー性結膜炎

アレルギーによって、 眼球の白い部分と眼瞼(結膜)の内面を覆う細胞の透明な層が炎症した状態です。通常は花粉やダニアレルギーが原因となります。

接触性皮膚炎

特定の物質と接触すると皮膚の炎症を引き起こす湿疹の一種です。

シェーグレン症候群

疲労や関節炎が原因で、目、口、膣の過度の乾燥を引き起こす疾患です。

リウマチ

目の周囲の腺や、目の白い部分の炎症(強膜炎)など、身体のあらゆる部分に影響を与える可能性のある関節の痛み、腫れおよび炎症を引き起こす疾患です。

ループス

免疫系が健康な体組織、特に血管を攻撃する病気です。

強皮症)

免疫系が血管の炎症を引き起こし、皮膚の領域が硬くなって厚くなる疾患です。

目に対してのトラウマがある

火傷など、重症を経験を負ったことがある場合に、起こることがあります。

ベル麻痺

-顔面の片側の筋肉が衰弱、または麻痺する病気です。

HIV

体の免疫系を攻撃するウイルスの事をいいます。

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