この症状は耳鳴り?

症状

耳鳴りは一般的に「耳の中で聞こえるキーンとした音」として表現されます。 しかし、カチカチ、ゴー、ヒューヒュー、シューシュー等、消えない音であればどのような音でも耳鳴りに含まれます。

これは病気ではありません。耳か、音を処置する脳の部位に問題がある可能性を示しています。他の健康障害によるものかもしれません。

どのようにして耳鳴りか判別できるのでしょうか。最終的な判断は医師によって行われますが、自身で検討をつけたい時は、以下の項目を確認しましょう。

周りの人が聞こえない音が聞こえますか?

耳鳴りの症状があると、ゴーンやブンブン等の音に気付くのは自身のみです。周りの人は気付きません。

服用している薬がありますか?

200以上の薬が、特に服用を始めたり止めたりする時に、耳鳴りを引き起こす恐れがあります。これらの薬にはイブプロフェンやナプロキセンのような鎮痛剤や、特定の構成物質、利尿薬、化学療法薬が含まれます。

服用している薬の種類や、服用量によって、耳鳴りの形態は変わります。医師への相談無しに、薬の服用を止めないようにしましょう。

大きな音がする環境にいますか?

生活をしたり、仕事をしたりする場が大きな音量の音で溢れているような環境だと、難聴や耳鳴りを引き起こしやすくなります。このような音には、大きな音を出す機械や庭の手入れ装置を始めとし、コンサートやスポーツイベントも含みます。

耳鳴りは時間をかけて現れたり、エンジンの逆火のような、一つの大きな音によって現れたりします。

可能ならば大きな音から離れましょう。それができないならば、防音保護具を付けましょう。そして音楽を聴く時の音量を下げましょう。

風邪か耳感染症を患っていますか?

耳感染症や副鼻腔感染症と同様に、鬱血は内耳に圧力をかけます。過度に耳垢がある場合も同じ状況が起こります。この圧力は耳鳴りの原因となります。

この原因を治療することによって、症状は軽減するでしょう。しかし、長い間耳が塞がれていると、永久的に症状が残ってしまう場合があります。

片頭痛持ちですか?

このような頭痛は、ズキズキする痛み、吐き気、光感受性を伴います。しかし、膨満感、曇った聴覚、そして耳鳴りのような、耳に関連した症状も伴うことがあります。

重度な頭部、あるいは首の怪我をしたことがありますか?

どちらの怪我であっても、神経、血流、筋肉に問題を来たすことがあります。それによって耳鳴りが引き起こされますが、頭部や頸部外傷と関連していると、大抵は頭痛や記憶障害を伴います。

顎に障害がありますか?

顎関節障害(TMJ)と呼ばれる、顎の動きに障害を与える複数の症状によって、耳鳴りが引き起こされる場合があります。筋肉、靱帯、その部位にある軟骨に傷が付くと、聴覚障害の要因となり得ます。TMJの症状を軽減することによって、耳鳴りも軽減されるでしょう。

高血圧ですか?

高血圧だと、耳鳴りに悩まされる確率が上がります。動脈の狭くなること(医師によってはアテローム性動脈硬化と呼ぶでしょう)もまた要因になります。この状況を治療すれば、耳鳴りも軽減されるでしょう。

たくさんカフェインやアルコールを摂取しますか?

もしコーヒー常習者だったり、毎日カクテルを飲まないと落ち着かないならば、それぞれの摂取量を削減しましょう。そうすることで、耳にする音に変化がもたらされるかもしれません。

多くのストレスを感じていますか?

緊張、不安、鬱によって耳鳴りは引き起こされます。弛緩療法、催眠術、ヨガ等、自分に効果的なものを試してみましょう。耳鳴りを軽減するにしてもしないにしても、自身の全体的な健康のためには効果的でしょう。

他の健康障害をもっていますか?

耳鳴りは、糖尿病、線維筋痛、アレルギー、低いビタミン値、ホルモンの変化、紅斑性狼瘡や関節リウマチのような自己免疫疾患と関連していることがあります。難聴や回転している感覚になる目眩を引き起こすメニエル病とも関連しています。

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