認知症を減らす食事法に関する3つの鍵
新しいフランスの食事が、今日のトップ記事になりました。それは、ウエストラインを削ることよりも、脳を救うことに関する記事です。
フランスの科学者が、認知症にならない高齢者の3つの不可欠な要素を見つけました。その3つとは、
・最低、週に1回は、魚を食べる
・毎日、果物と野菜を、生または調理して食べる
・くるみ油、大豆油、または(キャノーラ油と関連がある)菜種油などの油を使う
これらの習慣により、アルツハイマー病や、他の種類の認知症のリスクが低下することが、明日の Neurologyで報告されます。
研究者たちは、フランスの3都市、ボルドー、ディジョン、モンペリエに住む、65歳以上の約8000人を4年間、研究しました。
目標は、食事が、認知症のリスクに同調するかどうか、確かめることでした。
食事と認知症
研究が始まった時に、参加者は、認知症検査と食事調査を受けました。その時点で、認知症の人はいませんでした。
その後、4年以上にわたって、参加者は、最低1回、認知症検査を受けました。この検査により、認知症が281件見つかりました。
これらの事例のほとんどが、高齢者の認知症で最も一般的な、アルツハイマー病でした。
食事と認知症のデータから、鍵となる3つのパターンが集まりました。
果物と野菜:毎日、果物と野菜を食べると報告した人のグループでは、認知症の発症率が28%低かったです。
魚:アポリポ蛋白E4アルツハイマー遺伝子欠陥(the ApoE4 Alzheimer’s gene glitch)を除いた、魚を食べる人のグループでは、魚を食べない人のグループに比べて、認知症の発症率が40%低かったです。
脂質:定期的に、オメガ3脂肪酸を豊富に含む脂質を摂取していた人は、これらの摂取量が少ない人よりも、研究の期間中に、認知症を発症する可能性が低かったです。
また、オメガ3脂肪酸と、オメガ6脂肪酸のバランスも重要でした。
ひまわり油やブドウの種からとった油など、オメガ6脂肪酸を豊富に含む脂肪を好む場合、魚や、オメガ3脂肪酸を含む他の食品も食べる場合を除いて、高い認知症のリスクと関連がありました。
他のリスク要因を考慮に入れても、この発見は有効でした。
しかし、この研究で、食事によって、認知症のリスクが発生したり、なくなったりすることが約束されたわけではありません。この研究のような、観察研究は、因果を証明するわけではないからです。