パニック障害とは何でしょうか?

パニック障害とは、どこでもいつでも起こり得るものです。健康上の危険はないにも関わらず、恐怖や抑圧感を感じることがあります。

不定期に起きるこの障害が最低でも2回起こり、ずっと不安が続き、次の発作が起きないように日常生活を変更しているようであれば、不安障害の1つであるパニック障害である可能性があります。

症状

パニック発作は、突然の強い恐怖感です。以下のうち、4つ以上が当てはまる場合です。

・心臓がバクバクする、心拍が早くなる
・汗をかく
・体が震える
・息が切れたり、息苦しさを感じる
・窒息する感覚
・胸の痛み
・吐き気や胃痛
・めまいや気絶
・体がほてる、または冷える
・体が無感覚であったり、チクチク感がある
・現実感がなく感じたり、遊離しているように感じる
・正気を保てない、気がおかしくなるのではないかという恐怖
・死への恐怖

発作は、通常は5-10分でなくなりますが、数時間も残ることもあります。まるで心臓病や脳卒中になったかのように感じます。このため、パニック障害の患者は、評価のために緊急治療室に入れられることがあります。

治療をしないままでいると、パニック障害は広場恐怖症になることもあり、外にいくことや閉鎖空間に強い恐怖感じるようになります。

原因

医師にも正確には何がパニック障害の原因であるかはわかりません。遺伝していることを発見している研究者もいますが、遺伝子による影響がどれぐらいなのか、また育った環境の影響がどれぐらいなのかについてはわかっていません。パニック障害の患者は、特に恐怖に対して敏感に反応する脳をしている可能性もあります。

パニック障害に対処するために、薬物を使ったり、アルコールを飲用することは、症状を悪化させることがあります。

パニック障害の患者は、大鬱病がある人も多くいます。しかし、どちらか一方の病気が他の病気の原因となっているという証拠はありません。

診断

パニック障害に対する特別な臨床検査はありません。医師はおそらく患者を診察し、他の健康上の疾患を排除していきます。2回以上突然のパニック障害があり、パニック障害の出現を繰り返すことに恐怖を感じて生きている場合、パニック障害である可能性があります。

治療

医師は心理療法士に患者を紹介することがあります。認知行動療法と呼ばれる、効果的な会話療法を勧めるかもしれません。これにより、パニック障害の原因となる不健康な考えや行動をどう変えればよいのか学ぶことができます。

抗うつ剤や抗不安薬を処方することがあります。必要があれば、抗うつ剤を数年服用することがあるかもしれません。抗不安薬は短期的に効果があるかもしれません。

カフェインの摂取を減らす、運動をする、深呼吸運動をするなどのライフスタイルの変更も役立つかもしれません。

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