糖尿病性昏睡と2型糖尿病

その他

糖尿病性昏睡は、血糖値が高くなりすぎ(600mg/dl以上)、ひどい脱水状態になった時に起こる可能性があります。

たいていは、よくコントロールされていない2型糖尿病を持っている人に影響を及ぼします。高齢者や慢性的な病気を持っている人、身体障害のある人において見受けられることが多いです。医師には理由はわかっていませんが、このような人々は自分の喉が渇いていることに気づかなかったり、飲む量が足りていないのではないかと考えられています。

これは深刻な病気であり、早期発見されて治療を受けなければ、命にかかわるかもしれません。症状を知っておくことによって、身を守れるかもしれません。

前兆

もし糖尿病を持っていて、非常にのどが渇き、普段よりも頻繁にお手洗いに行くことが数週間続いたら、医師に診てもらいましょう。血糖値がよくコントロールされていなければ特にそうです。体がだんだん水分を失うにつれて、次のようなことに気づくかもしれません。

・高熱。
・衰弱。
・眠気。
・精神状態の変化。
・頭痛。
・落ち着きのなさ。
・言葉が出なくなる。
・視覚の問題。
・幻覚。
・麻痺。

糖尿病性昏睡の原因

これらの要素は、脱水状態や昏睡の原因となるかもしれません。

・感染症。
・心臓発作。
・腎不全。
・薬(利尿薬、一部の心臓のための薬、ステロイド)。
・病気。
・出血性潰瘍。
・血栓。
・コントロールされていない血糖値。

治療法

医師が初期症状に気づいたら、あなたを病院に連れて行くかもしれません。カリウムなど、失った体液や電解質を補うために、点滴を打たれるでしょう。また、血糖値をコントロールするために、インスリンやその他の薬ももらうでしょう。昏睡は、治療されなければ死につながる可能性があります。

予防

自分の身を守るために、次のような簡単なステップを行いましょう。

・医師に指定されたとおり、定期的に血糖値を測る。
・目標とする血糖値範囲と、測定値が高すぎた際にどうするべきかを知っておく。
・病気の時にどのくらいの頻度で血糖値をチェックするかの計画を立てる。
・病気の時は、いつも以上に自分の面倒を見る。

関連記事一覧