避妊‐あなたに合った方法

その他

コンドームから子宮頸管キャップからピルまで、避妊法の種類はたくさんあります。確信が持て、性行為をする時に必ず使う気になれるものをひとつ見つけましょう。

ホルモンを使用する避妊法

これには、避妊ピル、避妊パッチ、挿入可能な膣リング、注射、それからインプラントなどが含まれます。これらを使用するには、処方箋が必要です。

これらは、体内のものと似たホルモンを使い、精子と受精しないように、卵子の放出を抑制します。

有効性は、あなたの使い方次第です。どの方法を使うにしても、常に正しく実施できている人はほとんどいません。何が起こるかはわかりません!

典型的な使用法をすれば、ホルモンを使った避妊法はおおよそ90%の確立で有効です。しかし、常に正しく使用されていれば、99%以上の確率で避妊できます。インプラントもまた、約99%効果的です。

もし避妊ピルを服用することに決めたら、ピルが効き始めるまでどのくらいの期間、別の避妊法を使用するべきかを医師に尋ねてみましょう。

バリア型の避妊法

名前からも予想できる通り、これらは精子が卵子に届かないように、バリアを作ります。たいていのものは、処方箋がなくても薬局で手に入れることができます。

男性用コンドームは、信頼性があり、また低価格でもあります。ラテックス製のコンドームがおすすめです。これは、「普通」や「ラムスキン」のコンドームよりも耐久性が良く、性感染症(STD)に対しても効果が大きいかもしれません。

典型的な使用法をすれば、男性用コンドームは約80%効果的です。もし毎回正しく使用されれば、98%の確率で避妊できます。

女性用コンドームは、薄くて柔軟性のある、プラスチック製のチューブです。これは、部分的に膣に挿し込まれ、バリアが作られます。女性用コンドームもまた、STDから守ってくれ、約80%効果的です。

他の種類の避妊法も避妊をするという面では効果的ですが、STDからは守ってくれません。

スポンジもまた、処方箋なしで購入可能な避妊具です。それは、殺精子剤のついた小さなスポンジで、膣の奥のほうに入れて使います。有効性は、68~84%の間です。ゼリー、クリーム、泡状の殺精子剤を他の避妊具と併用したり、殺精子剤のみを使うという方法もあります。それ単体では、約70%効果的です。

ペッサリーや子宮頸管キャップなど、いくつかの避妊法は処方箋がなければ購入することができません。これらは、膣の奥のほうに差し込む、ゴムもしくはシリコン製のバリアです。避妊する上では、約90%の確立で効果的です。

IUD(子宮内避妊器具)

これらは、医師もしくは看護師が子宮内に挿入してくれる、小さいプラスチック製の装置です。手順は単純ですぐに終わりますが、少し不愉快です。一度設置されると、IUDは長期間にわたって避妊をしてくれます。

ホルモンを使用するIUDは、種類によっては3~5年間有効です。銅という自然の殺精子剤を使用する銅付加IUDは、最大10年間、効果があります。IUDは、避妊をする上で約99%効果的です。

緊急避妊薬

この手段を普通の避妊法だと思ってはいけません。これは、避妊をせずに性行為を行った後や、コンドームが破れた際に使うためのものです。性行為の3~5日後まで避妊効果がありますが、なるべく早めに服用したほうが良いです。

ほとんどの緊急避妊薬は、いわゆる「アフターピル」のことですが、銅付加IUDも緊急避妊薬の効果を持っています。165ポンド以上の女性で緊急避妊薬を要する人は、ピルだと効果があまりないため、IUDを使用したほうが良いでしょう。

避妊具を使用する上での9つのアドバイス

避妊効果が得られるように、次のことをすると良いでしょう。

1.準備をしておきましょう。簡単に使えるものでなければなりません。

2.有効期限を確認しましょう。コンドームやその他のラテックスやプラスチック製の避妊具は、次第に劣化していくことがあります。ピルは、効果が薄れていきます。有効期限を過ぎた避妊具には頼らないようにしましょう。

3.正しく保管しましょう。光や熱は、コンドームやその他の避妊具を損傷することがあります。車のグローブボックスにしばらく入っていたり、財布に押し込まれていたコンドームは絶対に使用しないようにしましょう。

4.説明書に従いましょう。その場の勢いで、動きを止めて箱の中に入っている説明書を読むことはないでしょう。なので、前もって読んでおきましょう。

5.コンドームのパックを開ける時には気をつけましょう。はさみや歯で開けて、コンドームを破ってしまわないようにしましょう。裂けたり破れたりする可能性があります。

6.正しいサイズのものを使用しましょう。小さすぎたり大きすぎたりするものは、効果がないかもしれません。

7.正しくコンドームを装着しましょう。正しい方向に広げるようにしましょう。気泡ができないように、つけながら先を摘みましょう。空気が入ると破れやすくなります。

8.潤滑剤を使いましょう。コンドームが破れるリスクを低くします。水性の潤滑剤のみを使うようにしましょう。ベビーオイルやワセリンなどの油性のものはコンドームを壊してしまうため、使ってはいけません。さらに安全性を追求するためには、殺精子剤を含んだ潤滑剤を使用しましょう。

9.手元に緊急避妊薬を置いておきましょう。注意していても、何が起こるかわかりません。もしコンドームが破れたら、念のために緊急避妊薬を服用したほうが良いかもしれません。

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