口臭の原因とは?

治療方法

誰しもが口臭に悩まされたことはあると思います。人生におけるごくありふれた悩みの種の一つです。幸いにも打つ手はあります。ですが、まずはその原因を知っておかなければいけません。

口臭のはじまり

口臭は口にするものから始まります。昼食のにんにくや朝のカフェラテは美味しいかもしれませんが、口臭につながりかねません。

食べるものに関しては、にんにくとコーヒーが主な2つですが、玉ねぎや辛いものも口臭の原因になりえます。これらの食べ物の臭いは血流に入り、肺へ向かいます。こうして息を吐くたびに臭いが発せられるのです。

口に残った食べ物も原因の一つです。これは、歯についたほうれん草のような小さなものではありません。食後に歯の間、歯茎の中、もしくは舌に残った食べかすの臭いが息についてしまうことがあるのです。そしてこれは食べ物が腐敗するのと共に悪化します。歯と歯茎の手入れを怠ってしまうと、この食べかすが歯肉の病気につながるたくさんの問題を引き起こす可能性もあります。

たばこを避けるべき理由はたくさんありますが、口臭もその一つです。

減量のための食事も原因の一つです。厄介な現象ではありますが、身体が脂肪を分解する過程で、息をいやな臭いにする化学物質が放出されます。

口の乾燥も原因の一つです。唾液には、口内を絶え間なくゆすぐサイクルを作る作用があります。唾液が足りないと、口内が早く汚れてしまいます。実際に朝の口臭は口を開けて寝ている人のほうがひどいのです。このように口の乾燥は口臭につながります。

医薬品や健康問題も原因の一つです。口内の渇きを引き起こす薬も口臭につながります。季節性アレルギー、慢性副鼻腔炎、気管支炎、呼吸器感染症、胃の病気、糖尿病、肝臓病、腎臓病も要因になります。また、ひどい口臭は歯肉の病気のサインかもしれません。

口臭を改善する方法

早く、そして簡単に口臭を改善する方法がいくつかあります。ただ、食べた物の臭いは体から完全に排出されるまで、つまり最長で3日後まで残ることがあるということを覚えておきましょう。

歯を磨きましょう。口臭の原因である歯垢の蓄積を防ぐだけでなく、歯磨き、糸楊枝(フロス)、そして口をゆすぐことは歯茎や歯にとっても良いのです。食後に歯を磨くことができないときは、最低でも口をしっかりゆすぐことで、食べかすが残らないようにしましょう。

舌を掃除しましょう。舌の上の細菌も口臭の原因になることがあります。歯を磨く際に、歯ブラシで舌も掃除するか、舌のクリーナーを使いましょう。

マウスウォッシュ(洗口液)やうがい薬を使いましょう。殺菌作用のあるマウスウォッシュは、口臭の原因となる細菌と、歯肉の病気の軽い初期段階である歯肉炎につながる歯垢に対して効果があります。フッ素の入ったもので口をゆすぐことを習慣付けると、虫歯の予防にもなります。

水を飲みましょう。減量による口臭は、水で口臭の原因となっている化学物質を薄めることで対処できます。水は細菌と食べかすを洗い流す効果もあります。

朝食を食べましょう。例え起床後に歯を磨いても、朝食を食べないと朝の口臭は戻ることがあります。朝の口臭は空腹とも関係していると考えられます。

硬い果物や野菜を食べましょう。リンゴ、ニンジン、セロリなどの硬い果物や野菜は口臭を引き起こす歯垢と食べかすを取り除く助けになります。

キシリトールが配合されたシュガーレスのガムを噛みましょう。自然の甘味料であるキシリトールが配合されたガムで口臭の原因となる細菌の繁殖を抑えることができます。ガム自体も口内への唾液の分泌を促す効果があります。

健康問題に対処しましょう。糖尿病、アレルギーなどを管理できるよう医師と共に取り組みましょう。

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