関節リウマチ‐原因

その他

関節リウマチは自己免疫状態のことであり、これは、免疫システムが健康な体内組織を攻撃することが原因となっているということです。しかし、何がこれを引き起こしているのかはまだわかっていません。

免疫システムは通常、細菌やウイルスを攻撃する抗体を作り、感染と闘う手助けをしています。

もし関節リウマチに感染しているのなら、あなたの免疫システムは誤って関節の内側に抗体を送り込んでいて、そこで関節を取り囲んでいる組織を攻撃しているのです。

このことによって、関節を覆っている薄い細胞の層(滑膜)は痛んで炎症を起こし、近くにある次のようなものを傷つける化学物質を放出します。

・骨。
・軟骨‐骨と骨を接続する、弾力のある組織。
・腱‐骨と筋肉を接続する組織。
・靭帯‐骨と軟骨を接続する組織。

治療が施されなければ、これらの化学物質は次第に関節の形と配列をなくさせてしまいます。ついには、関節を完全に破壊することもあります。

感染やウイルスが引き金となっているのではないかなど、免疫システムが関節を攻撃し始める理由の仮説はいろいろと立てられていますが、これらの仮説はどれも証明されていません。

考えられるリスクファクター

関節リウマチを発症するリスクを高めるかもしれないものは、次のものも含め、数多くあります。

・遺伝子‐この病気が遺伝とは少ししか関連性がないと考えられているため、遺伝子によって感染するリスクは低いと考えられていますが、関節リウマチが遺伝的であるという証拠はいくつかあります。
・ホルモン‐関連性は証明されていませんが、関節リウマチは男性よりも女性によく見受けられ、これはエストロゲンと呼ばれるホルモンが原因となっているかもしれません。
・喫煙‐喫煙者のほうが関節リウマチを発症するリスクが高いのではないかと提案する証拠がいくつかあります。

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