心的外傷後ストレス障害

その他

治療

トラウマを経験した人全てに治療が必要になるわけではありません。家族、友人や聖職者の助けを借りて回復する人もいます。重要なのは、心的外傷を生むような出来事には数日、あるいは2,3週間も継続する反応があるのが普通だということです。回復は少しずつ起こる、現在進行形の、毎日の過程なのです。

しかし、専門的な支援が必要になるであろう人も多くいます。PTSDを患っているか判断するにはいくつかの段階が含まれます。PTSDの診断は専ら精神科医によってなされます。

トラウマを負い、自分はPTSDの症状があると認識した場合は、以下の実用的なガイドラインが便利でしょう。

・心的外傷を生むような出来事を経験したことがあり、トラウマへのよくある反応やPTSDについて見識があると便利です。
・他人から自分を疎外せず、またきちんとした助けと支援を申し出てくれる、信頼している人達と話す努力をしましょう。
・音楽を聴く、散歩に行くなど、リラックスの助けになる活動を見つけましょう。
・PTSD治療の経験がある医師かセラピストを見つけましょう。経験と症状に正直でいましょう。医師かセラピストが自分に合わないと感じたら、自分に合っている人を選ぶ権利があります。セカンドオピニオンを利用する権利もあるのです。
・追加の医学的問題を何でも医師に診てもらいましょう。
・不健康な行動は避けましょう。
・PTSD患者を支援する団体を見つけましょう。

PTSDには効果的な治療法が存在します。主要な2種類は心理療法(カウンセリングの1種)と薬です。心理療法と薬を組み合わせることがしばしば必要になります。

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