L-ロイシン酸

その他

L-ロイシン酸(α-ヒドロキシイソカプロン酸またはHICAとしても知られています)は、同化作用があると売り込まれているロイシン代謝産物です。経口による補給の充後に有効であるように思われますが、ロイシンやHMBと比較した研究はまだ存在しません。

概要

L-ロイシン酸(α-ヒドロキシイソカプロン酸またはHICA)は、ロイシンとして知られている分枝鎖アミノ酸の代謝産物です。ロイシンは最初に2つの代謝経路(KICまたはHMB)のうちの1つに入り、KICのいくつかは、さらにL-ロイシン酸に変換されます。

L-ロイシン酸は、HMBに類似した抗異化剤および同化剤であると言われています。現在のところ存在している限定的な証拠では、効果があることが示唆されていますが、より多くの証拠が必要です。

HMB 及びロイシンと、L-ロイシン酸との関連性に関する比較データがないため、L-ロイシン酸は効果的ではないと言う事は賢明であり、同様にHMBやロイシンより効果がないと決め付けることは賢明ではありません。L-ロイシン酸が他の選択肢より優れているか悪いのかはわかりません。

L-ロイシン酸は、将来的な研究において有望ではあるものの、現時点ではサプリメントとしての使用を裏付ける十分な証拠はありません。単純に、ロイシンより高価で、ロイシンと同じ効果があるサプリメントであるかもしれません。

基礎知識

混同注意

ロイシン(親アミノ酸)、HMB(他の代謝産物)

接種方法

唯一の人間の臨床試験による証拠では現在、1日に500mgを3回、計1,500mgのL-ロイシン酸が使用されています。この用量が最適であるかどうかを示唆する十分な証拠もなく、ロイシンやHMB補給に対するL-ロイシン酸の比較効力を評価する証拠もありません。

L-ロイシン酸についての編集者のコメント

L-ロイシン酸のはロイシン補給よりも良い可能性がありますが、現在のところ証明されていません。

将来的な研究は、有望だといえるでしょう。ただし、おそらく、ロイシン酸がBCKDH酵素複合体とどのように相互作用するかを調べるときに限る、と言えるでしょう。

-Kurtis Frank

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