中耳炎

治療

急性中耳炎は強いに痛みを伴うため、治療では主に、痛みを速く軽減させることに焦点を当てます。沈鎮痛剤としては、アセトアミノフェン（パラセタモール）やイブプロフェンのような痛みと低発熱を緩和する医薬品を使用するとよいでしょう。

抗生物質は多くの場合あまり役に立ちません。抗生物質はウィルス感染ではなく、細菌の場合にのみ効果を示すからです。またどのみち、症状はすぐに自然になくなる事がおおいです。子供の耳から液体が出てきた場合、または2歳未満の子供が両耳に感染している場合は、細菌性の可能性が高いです。その場合、抗生物質が有効になります。

腫れを軽減し、中耳に通じる通路を開くため、うっ血除去薬の使用がしばしば推奨されます。 うっ血除去薬は、感染の経過や症状に影響を与えないことが殆どです。鼻が詰まっている場合は、点鼻薬を行うことで数時間、鼻が通りやすくなります。うっ血除去剤は、数日以上使用しないでください。

タマネギを使った耳栓、ハーブ、ホメオパシー製品のような民間療法は、中耳炎や発熱の治療として効果があるという科学的証拠はありません。