糖尿病と塩分

お腹

糖尿病患者である場合、高血圧になりやすいです。ナトリウムを摂り過ぎると血圧が上昇する可能性があります。このため、医師や栄養士は、次のような塩分の多い食事を制限するか避けるようにアドバイスします。

・塩、シーゾニング・ソルト
・インスタントのマッシュポテトなどのポテト料理、ご飯、パスタ
・缶詰の肉
・缶詰のスープや野菜(塩漬けにされているもの)
・塩漬け食品、加工食品
・ケチャップ、マスタード、サラダドレッシング、その他のスプレッド、缶詰のソース
・パック入りのスープ、ソース
・酢漬け食品
・スパム、ソーセージ、ベーコン、ハムなどの加工肉
・オリーブ
・塩分が多いスナック食品
・グルタミン酸ナトリウム(中華料理に使われることが多い)
・醤油やステーキソース

糖尿病患者のための8つの低塩調理法のアドバイス

糖尿病がある場合、このアドバイスに従うと食事に含まれる塩の量を減らすことに役立ちます。

1・生鮮材料か、塩が添加されていない食品
2.お気に入りのレシピには、他の材料を使ったり、通常は加えていた塩を減らしたりなくしたりする必要があるかもしれません。多くのレシピから塩を抜くことはできますが、酵母菌を使うレシピでは塩を抜かない方がよいでしょう。
3.肉のマリネのベースにはオレンジやパイナップルの果汁を試してみましょう
4.缶入りのスープ、料理、野菜は避けましょう。パスタやライスミックスのようなインスタント食品は避けましょう。冷凍食品、インスタント穀物、ソース類は避けましょう。
5.1人分がナトリウム600mg以下の冷凍食品を選びましょう。(1人分のナトリウムの量が140mg以下は低塩と考えられています。)パッケージの栄養成分表に書かれている塩分含有量を確認してみましょう。1日に食べてよい冷凍食品は1つに制限しましょう。
6.生鮮野菜、冷凍野菜、塩分無添加の缶入り野菜を使いましょう。
7.低塩缶詰スープを使いましょう
8.ガーリック・ソルトなどの、塩を含むスパイスブレンドやミックスシーゾニングを避けましょう。

2週間後、体は慣れてきて、食事に塩を入れなくてもよくなります。

塩の代替となるシーゾニング

塩を使うことなく、自然な味をよくしてくれるものは、ハーブやスパイスです。塩が含まれていないシーゾニングを以下に挙げます。
・バジル
・セロリの種
・チリパウダー
・チャイブ
・シナモン
・ココアパウダー
・クミン
・カレー
・ディル
・バニラ、アーモンドなどの抽出香料
・にんにく
・ガーリックパウダー
・レモン、ライム果汁
・マジョラム
・ミント
・塩が含まれていないシーゾニングブレンド
・ナツメグ
・オニオン・パウダー
・オレガノ
・パプリカ
・パセリ
・ペッパー
・ローズマリー
・セージ
・セイボリー
・タイム

ホームメイドのハーブとスパイスのブレンドを作れば、塩を減らすことに役立ちます。以下に紹介したものは、肉、魚、野菜、スープ、サラダに使うことができるブレンドの例です。

スパイシーブレンド

・乾燥セイボリーをテーブルスプーンで2杯、細かくする
・挽いたばかりの白コショウをティースプーン1/4杯
・ドライマスタードをティースプーン1杯
・挽いたクミンをティースプーン1/4杯
・オニオンパウダーをティースプーン2 1/2杯
・ガーリックパウダーをティースプーン1/2
・カレーパウダーをティースプーン1/4杯

低塩ブレンド

・ガーリックパウダーをティースプーン2杯
・バジルをティースプーン1杯
・オレガノをティースプーン1杯
・レモンの皮の粉末または乾燥レモン汁をティースプーン1杯

ハーブ・シーゾニング

・乾燥ディルもしくはバジルの葉を細かくし、テーブルスプーン2杯
・セロリシードをティースプーン1杯
・オニオンパウダーをテーブルスプーン2杯
・乾燥オレガノを細かくし、ティースプーン1/4
・引き立てのコショウをひとつまみ

スパイシー・シーゾニング

・クローブをティースプーン1杯
・ペッパーをティースプーン1杯
・パプリカをティースプーン2杯
・コリアンダーシードを砕いて、ティースプーン1杯
・ローズマリーをテーブルスプーン1杯

外食の際の塩分の制限

レストランなど外食の際に塩分を制限することに役立つアドバイスをこちらに挙げます。

前菜

・生の果物や野菜を選択する
・スープは避ける
・塩分やバターが含まれているパンは摂らない

サラダ

・生の果物や野菜を選択する
・酢漬け、缶入りやマリネ漬けの野菜、塩漬け肉、味付けされているクルトン、チーズ、塩漬けの種は避ける
・サラダのドレッシングはサラダと別にしてもらうように頼み、自分で少量づつかける

メイン料理

・肉、魚、魚介類のあぶり焼き、焼き物、グリルなどのシンプルな調理法のものを選びましょう。
・野菜、ポテト、麺類はあっさりしたものを選びましょう。
・ウェイターに低塩メニューはないか、またどのように調理されるのかを聞いてみまyそう。
・料理を塩やグルタミン酸ナトリウムなしで調理するように頼みましょう。
・ビュッフェスタイルや定食屋のような特別な調理を行わないレストランは避けましょう。
・キャセロール、盛り合わせ、肉汁やソースのかかったものは避けましょう。
・ファストフードレストランでは、ポテト、ソース、チーズ、調味料は食べないようにしましょう。
・塩の入った調味料やオリーブやピクルスのような付け合せは避けましょう。

デザート

・生の果物、氷菓、シャーベット、ゼラチン、シンプルなケーキを選びましょう。

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