ニシキギ

ニシキギは血液循環と血流を促進するとして薦められてきた伝統的な薬です。ニシキギはその効果については十分な研究がされておらず、人体における有用性の証拠もありませんが、食後の腸管からのグルコース吸収を抑える効果があるかもしれません。

概要

ニシキギは現時点では有効性の証拠は多くなく、ほぼ主要な生物活性物質が何かを探る調査段階にあるといえます。ニシキギは標準的なフラボノイド化合物のとてもよい源だと考えられており、そのうちいくつか（特にケルセチン）はさまざまな異なる標識を持っています。加えて、多様なリグナンが茎に存在し、それらは生物活性物質であるという可能性があるのです。

驚くべきことに、このハーブから分離された独特な分子はそれほど多くありません。多くの異なるハーブや食品に見られる共通の素材によって良い効果が生まれているのだと考えられるのです。

現在、日常生活に適用することができそうな唯一の有効性の証拠は、α-グルコシダーゼが試験管の中で存在が確認され、ネズミの体内で複製されたということです。これは炭水化物の多い食事に反応した血糖の急上昇を抑えるかもしれませんが、ニシキギは決してこれについて際立って強力だったり、目新しい効果があったりするわけではありません。活発な原材料も同様に、他の植物にも見受けられるものです。