臨床的うつ病とともに生活する

その他

気分を上げ、うつ病から回復するためにできることはいくつかあります。

薬を服用する

症状が改善し始めても、処方されたとおりに抗うつ剤を服用することは非常に重要なことです。服用をやめるタイミングが早すぎると、うつ病が再発する可能性があります。

服用している薬に関して何か質問や心配な点があれば、医師もしくは薬剤師に相談してみましょう。薬と一緒に渡される説明書には、他の薬やサプリメントとの起こり得る相互作用についての情報が載っています。

鎮痛剤や栄養剤などの他の市販の医薬品を服用する予定があるなら、先に医師に相談しましょう。これらは、抗うつ剤の妨害をする場合があります。

食生活と運動

運動と健康的な食生活は、うつ病からの回復速度に大きな影響を与えるかもしれません。どちらも、あなたの総体的な健康の改善にもつながります。

研究によると、運動は、うつ病の症状を和らげる上で抗うつ剤と同じくらい効果的であるかもしれないということが示唆されています。

身体的に活発でいることは、気分を上げ、ストレスや不安を解消し、エンドルフィン(体にある、気分を良くする化学物質)の放出を促進し、自尊心を改善します。また、運動は否定的な考えから気をそらしてくれる可能性があり、社会的交流も向上することができます。

注意深さ

あまり物事に気を留めずに人生を急いで駆け抜けることは簡単です。自分の考えや気持ち、自分の回りの世の中など、今この瞬間にもっと注意を払うことで、メンタルヘルスを改善することができます。この意識のことを「注意深さ」と呼ぶ人もいて、自分の生活でもその能力を発達させることができます。

話してみる

他の人やグループで問題について話してみると、自分のうつ病のサポートや洞察となります。研究によると、話すことで人はうつ病から回復することができ、ストレスともうまく対処できるようになるそうです。

他の人に自分のメンタルヘルスや悩みについて話すことは心地悪いかもしれません。もしそうであれば、自分の気持ちを文字にしてみたり、詩や芸術を通して感情を表現することでも気分が良くなるかもしれません。

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