胸焼けとは

症状

逆流という単語は、胸焼けという言葉と同義的となってきており、確かにそれらは全く同じ意味を持っています。

胸焼け、もしくは逆流は、胃から胸へ、時には喉にまで上がってくる、燃えるような痛みのことです。これでは、喉や口の中へ押し上げてくる苦くて酸っぱい味のする塊である、吐き戻しが起こるかもしれません。

より広く知られている「胸焼け」という言葉は、非常に正確な表現ではありますが、この状態は、胸とは全く関係がありません。

しかし、胸焼けの特定の症状は、心臓発作や心臓疾患の症状と類似しています。

慢性的逆流と胃酸逆流症

胸焼けは、胃食道逆流症(GORD)の最も典型的な症状のひとつです。しかし、GORDは立派な病気であり、たまに胸焼けを起こす人は、間違いなくGORDではありません。

ですが、週に2度以上胸焼けを起こす人は、胃酸逆流症とも呼ばれるGORDを患っているかもしれません。

胸焼けの症状を起こさなくても、GORDにかかっている可能性があります。

GORD/胃酸逆流症のその他の症状には、膨張、げっぷ、嘔吐、しゃっくり、吐き気、喉の痛み、そして嚥下障害(食道が細くなり、食べ物が喉につっかかっているように感じる)があります。

ヒリヒリする理由

食べ物を消化するには、胃や消化腺、腸が、ペプシンや塩酸などを含む、さまざまな酵素を生成する必要があります。これらの酸や酵素は、食べ物がそれ以上消化される前に、半分液体状に変えられなければなりません。

胸の真ん中あたりで起こる燃えるような感覚は、胃酸と液体化された食べ物が混ざり、食道括約筋(通常は、食べ物を通すために開き、胃酸が食道を通って逆流するの防ぐために閉じる円形の筋肉)を通って上がっていくことによって引き起こされます。

食べ物が食道を逆流すると、それは胸焼けや胃酸の逆流と呼ばれます。胃の内膜ほど保護してくれる粘膜がないため、部分的に消化された食べ物に含まれる胃酸は食道を燃やします。この弁は、たいていはきつく閉じられていますが、ときどきしっかりと閉められていないことがあり、胃の内容物の一部を通してしまいます。

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