コンドーム

その他

男性の精子が卵子の1つに到達すると、女性は妊娠することになります。避妊をするということは、卵と精子を隔てるか、卵の産卵を止めることによって、この出来事を防ぐと言うことです。代表的な避妊法の1つの方法は、コンドームの使用です。

コンドームには、陰茎に装着される男性ののコンドームと、膣内に装着される女性のコンドームの2種類があります。ここでは、男性のコンドームについて説明します。男性コンドームは、コンドームをどこで入手するのか、そしてどのように機能するかをお伝えします。

男性のコンドームは非常に薄いラテックス(ゴム)、ポリイソプレンまたはポリウレタンでできており、男性の精液が性的パートナーと接触するのを防ぐように設計されています。

性行為中にコンドームが正しく使用されると、妊娠や性感染症(STI)から保護するのに役立ちます。

肛門性交や口腔内性交中に正しく使用されると、妊娠や性感染を予防します。コンドームは妊娠と妊娠や性感染から守るための唯一の避妊法です。

コンドームの仕組み

コンドームは避妊のための、バリアとしての働きをしてくれます。精子が卵に到達するのを止め、精液との間に物理的な障壁を作ります。膣、肛門および口腔内の性行為中に正しく使用されると、コンドームは性感染症の予防にも効果があります。

男性の陰茎は、コンドームを着用する前に女性の膣と接触しないことが重要です。なぜかと言うと、男性が射精する前に、精液がペニスから出ることがあるからです。コンドームを使用しても、精液が膣に漏れる場合も含め、疑わしい際には医師を訪れ、緊急避妊薬(アフターピル)に関するアドバイスを求めてください。また、性感染症の検査を受けることも、検討する必要があります。

コンドームの使い方

・アクセサリーや爪で破いてしまわないように注意しながら、袋からからコンドームを取り出します。袋は歯で開けないでください。
・ペニスの先端にコンドームを載せます
・コンドームの先端に突起がある場合は、親指と人差し指で空気を出してください。
・ゆっくりとペニスの根元までコンドームを下ろしましょう
・コンドームがうまく降りない場合は、間違った方向に下ろしている可能性があります。このような場合には、そのコンドームは破棄してください。精液が入っている可能性があるため、新しいコンドームでやり直しましょう。
・セックスの後は、まだ勃起が続いているうちに、ペニスを抜いてください。抜く際は、陰茎の根元を持ってコンドームが外れてしまわないようにしましょう。
・陰茎からコンドームを取り出し、精液をこぼさないように注意してください。
・コンドームはトイレに流すのではなく、ゴミ箱に捨ててください
・男性の陰茎がパートナーの性器領域に再び触れないようにしてください。
・もう一度セックスするときは、新しいコンドームを使いましょう。

コンドームを使うことができる人

ほとんどの人は安全にコンドームを使用できます。男性コンドームには、多くの種類とブランドがあります。何が最も適しているかは、あなたとあなたのパートナーによって異なります。ただし、コンドームは誰にとっても避妊の最も適した方法ではない場合もあります。

・ラテックス製のコンドームに含まれる化学物質に敏感な人もいます。ラテックスにアレルギーがある人は、ポリウレタンやポリイソプレン製のコンドームを使用しましょう。

・勃起を保っておくのが困難な男性は、男性のコンドームを使用できないことがあります。勃起していないと精液が漏れますし、またコンドームが滑り落ちるからです。

コンドームのメリットとデメリット

どの避妊方法が、自分とパートナーにとって正しいかを考えることが重要です。コンドームを正しく使用するように注意を払い、更なる保護のために、他の形態の避妊薬の使用も検討してください。

コンドームのメリット

・コンドームは正しく、一貫して使用されると、妊娠を予防する信頼できる方法です。
・両パートナーにとって、クラミジア、淋病、HIVなどの性感染症を防ぐことができます
・セックスをしているときにのみ使用する必要があります。事前準備は必要なく、計画外のセックスに適しています。
・ほとんどの場合、コンドームの使用による医学的副作用はありません。
・男性コンドームは、形状、大きさ、香りなど様々な種類があり、簡単に入手することができます。

コンドームのデメリット

・カップルによっては、コンドームを使用することで、セックスが中断されてしまうようです。これを防ぐためには、前儀の段階でコンドームを使用してみてください。
・コンドームはとてもしっかりとしていますが、正しく使用しないと割れたり裂けたりすることがあります。
・ラテックス、プラスチック、殺精子剤にアレルギーを起こす人がます。(アレルギー反応を起こしにくいコンドームを得ることができます。)
・男性は射精した後、コンドームをしっかりと保持したまま、陰茎が柔らかくなる前に引き抜く必要があります。

男性のコンドームが正しく使用されていない場合、抜けてしまったり、破れる可能性があります。このような場合は、適切に使用するように練習してください。

コンドームの効果を弱める要因は?

コンドームを使用しているときでも、精液は膣に入ることがあります。この事は、次の場合に発生します。

・ペニスが、コンドームが着用される前に膣の周囲に触れる
・コンドームが割れたり剥がれたりする
・爪や宝石でコンドームが傷つく
・乳液、ベビーオイル、石油ゼリーなどの油性潤滑剤を、ラテックスやポリイソプレン製のコンドームに使用すると、コンドームが損傷する
・あなたは、クリーム、ペッサリー、坐剤などのカンジダ症のような症状に薬剤を使用しています。これはラテックスやポリイソプレンのコンドームに損傷を与え、正常に機能しなくなる可能性があります。

精子が膣に入ったと思われる場合は、緊急避妊薬(アフターピル)や性感染症のリスクについて、医師に相談して下さい。

コンドームだけでなく、避妊薬(ピル)他の形態の避妊薬を使用することで、妊娠に対する特別な保護を行うこともできます。しかし、他の形の避妊方法は、性感染症の予防にはなりません。コンドームが破れた場合も、性感染症のリスクにさらされます。

コンドームが割れたり剥がれたりした場合

コンドームが割れたり離されたりする場合、妊娠を防ぐために緊急避妊薬を使用することができます。これは緊急の場合のみであり、定期的な避妊の形として使用すべきではありません。

避妊薬の種類にもよりますが、性行為後、最大72時間~120時間(5日間)までに、緊急避妊薬を服用する必要があります。子宮内避妊器具(IUD)は、性交後5日までの緊急避妊として使用することができます。

妊娠の危険性がある場合は、性感染症のリスクもあります。直ちに医師に相談するようにしてください。

リスク

ほとんどの人にとって、コンドームの使用に伴う重大なリスクはありませんが、ラテックスのコンドームにアレルギーがある人もいます。アレルギー反応を起こしにくいコンドームも入手可能です。

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