手足口病
あなた、またはあなたの子どもが手足口病になったらどうすべきか。
手足口病にかかった場合、一番良いのは、症状がよくなるまで家で安静にすることです。手足口病は治療法がないため、過ぎ去るまで待つ必要があります。
手足口病の症状を和らげる方法は以下です。
脱水を避けるために、水分をたくさんとる
赤ちゃんには、水や牛乳が理想的です。頻繁に、粉ミルクまたは母乳を与えるようにしてください
柔らかい食べ物を食べる
飲食を不快に感じる場合は、マッシュポテト、ヨーグルト、スープなどにして、 熱い、酸っぱい、辛い食べ物や飲み物を避けるようにしましょう。
市販の鎮痛剤を飲む
喉の痛みや発熱を和らげるために効果的です。パラセタモールやイブプロフェンなどがよいでしょう。 16歳未満の子供にはアスピリンを与えないでください。妊娠している人には、パラセタモールが最適です。
暖かい塩水でうがいをする
口内炎の不快感を和らげるのに効果的です。飲み込んでしまわないよう気をつける必要があるため、幼い子供にはお勧めできません
口内炎用の薬を使用する
薬局で入手できますが、通常は推奨されていません。小さな子供には適していないものもあります。薬剤師に相談し、指示をよく読んでください
子どもは、症状が治まるまでは、保育園や学校に行かせないようにしましょう。大人においても、治るまでは職場に戻らないようにしてください。
医師に相談するタイミング
子供が手足口病を抱えていると思われる場合、通常、医師の診察を受ける必要はありません。感染は通常7〜10日で自然に治まります。
手足口病はウイルスが原因の病気のため、抗生物質は効果がありません。
自分や子供が手足口病を患っているかどうかわからない場合は、医師に相談しましょう。
特に、以下がみられる場合は相談するようにしてください。
・子供が、飲物を飲むことができない、または飲みたがらない
・子供に脱水症状の徴候がみられる(反応しない、尿や便がほどんど出ない、手足の冷えなど)
・子供に発作、錯乱、衰弱、または意識喪失が見られる
・子供が3ヶ月未満で、体温38℃以上、または3〜6ヶ月で、温度は39℃以上
・皮膚赤く腫れて、熱くなって、強い痛みを伴う、または膿が出る
・症状が悪化している、または7〜10日たっても改善していない
妊娠していたり、仕事が休めない状況で感染した場合は、医師からアドバイスを受けてください。妊娠中の感染症は通常心配することはありませんが、出産する直前に感染している場合、わずかながら赤ちゃんを病気にさせる可能性があります。