あなたの同僚はアルコール依存症かも?

症状

アルコールや薬物への依存は、仕事の常習的に欠席したり、生産性の低下、事故率の増加に結びつきます。離婚や、家庭崩壊、情緒障害や死にさえ、結びつくこととなります。

アルコールに依存するまでの段階を知ることが重要なのです。

依存の兆候を知る

従業員と雇用主にとって、問題が特定されることで、それに対処できるようになるため、薬物やアルコールの乱用を指摘できることは有益です。依存した人は手遅れとなる前に治療やカウンセリング、サポートを受けることができるからです。

アルコールや薬物への問題があるかどうか判断するために、中毒の症状や段階についての知識をつけることが重要です。

初期

人々は緊張を和らげるためにアルコールを摂取します。アルコールへの耐性が増すほど、記憶の喪失を経験することがあるでしょう。

頻繁に気分が悪くなるので、飲酒は仕事に遅れて到着したり、早退することに結びつきます。これにより、仕事を常習的に休むようになり、期限を守れなくなり、同僚から苦情を言われるようになります。

不注意や、判断力、効率の低下により、間違いが起きやすくなります。

中期

この段階になると、中毒者は隠れてお酒を飲むようになります。飲酒に対し、罪の意識を感じる一方で、サポート無しにやめることができないのです。この時には、二日酔いの最中に震えを感じるようになります。

中毒者が漠然とした病気や怪しい理由で休暇をとり、欠席が常習的に増加し、信頼が低下します。結果として集中力の欠如や、仕事中もしくは仕事外での軽微な怪我が頻繁になり、仕事のパフォーマンスも低下します。

中後期

中毒者は問題の議論が完全に意味を成さない点にまで達しています。衝動を抑制することができず、飲酒だけを好み、食事を忘れてしまうでしょう。仕事へはさらに出なくなり、お昼休みから戻ることができなくなったり、一度に数日間の休みを取ったりしてしまいます。

この時点で、アルコールは仕事と生活の両方に影響し、仕事には目に見える形で干渉しているため、その両者を分けることができなくなっています。法に関わるトラブルに巻き込まれやすくなり、入院する可能性も高まります。仕事ぶりは予想を大きく下回るレベルで悪化します。

末期

この段階に達すると、中毒者は仕事を含む全ての活動が飲酒を妨げると考えるようになります。財政状況、家庭状況が悪化し、仕事にも長期的に、突然欠席してしまうようになります。

業績も不安定で、飲酒が原因で仕事でも能力がないとされてしまいます。

問題に対処する

職場では、アルコールや薬物依存の問題解決のためにポリシーレベルでのはっきりとした対処をすることが組織にとって重要です。これにより、職場での中毒者の発見、介入措置、従業員支援プログラムの基礎となる基盤がもたらされます。職場の管理者や監督者がアルコール問題に取組む際の彼らの役割を理解することも重要です。

従業員の仕事や行為を監視するという日常の責任が上司にはありますが、アルコール依存症を診断するのは仕事に含まれません。従業員に責任を課し、サポートを得ることを勧め、適切な懲戒処分をすることでアルコールが原因の仕事の質の低下に対処する責任を果たすのです。

薬物やアルコール依存の見逃しを防ぐために、企業は職場での薬物、アルコール乱用が特定され、正式に対処されるか、それぞれのポリシーが示しているか確認する必要があります。これには、労働安全衛生法(OHSA)の手続き用件に従った、ランダムまたは強制のいずれかの基準によるテストが含まれます。

職場でのアルコールや薬物依存を排除するために積極的に働きかけることで、高い安全性と生産性がもたらされ、より安全で生産的な職場が育成されます。これは、企業の士気を向上させ、雇用者と従業員の両者の利益に結びつきます。

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