予期せぬ妊娠 ~ あなたにも起こり得る? ~

その他

予期せぬ妊娠というものは、思っているよりも良く起こるものです。アメリカでは、半分近くの妊娠が、予期されていなかったものです。

「あなたが女性で、まだ更年期前ならば、妊娠することは十分に考えられます。」と、アルベルト・アインシュタイン医学校の、産科学と婦人科学と女性の健康に関する教授である、Siobhan Dolanは言います。

子供を身ごもる可能性を高めたいなら、手順を踏んでいくことで高めることも可能です。

なぜ予期していない妊娠が起きるの?

よく言われているように、100%確実な避妊対策というのは、セックスをしないことしかありません。「ほとんどの場合、避妊対策は上手くいきます。それでも『事故』は起こり得るんです。」とDolanは言います。

コンドーム、ピル、子宮内避妊用具(IUD)、またその他の方法は、通常80%~90%の確率で避妊が可能です。そして、女性の不妊手術や男性の精管切除等といった、手術で永久的に避妊をする方法では、避妊失敗率は1%を下回ります。

避妊を誤った方法で行うと、妊娠する確率は上昇します。コンドームが破れる等、失敗したことが明らかに分かる場合もあります。その場合は、次の段階の対策をとるべきかもしれません。市販で売られている事後ピルです。避妊対策がされなかったセックスから、最長5日経つまでに飲めば、妊娠を防ぐことができます。しかし、コンドームに小さな穴が空いていた等、失敗に気付かなかった場合、もしくは毎日服用する必要のあるピルを飲み忘れた場合、妊娠する可能性があります。

一つ、予期せぬ妊娠の大きな原因として考えられるのは、避妊対策に効果が無かったことではなく、そもそも避妊対策をしていなかったことです。「女性の中には避妊対策を常に行うわけではない人もいますし、全く行わない人もいます。」と、Women and Infants Hospital of Rhode Islandの産科と婦人科のリーダーである、Maureen Phippsは言います。「避妊対策が嫌だったり、避妊用の器具や薬が手に入らなかったり、もしくはパートナーが使って欲しくないと言っているケースさえあるかもしれません。」

多くの場合、女性や彼女達のパートナーは、子供が欲しいかどうかを決められていません。「彼らは意図して子供を作ろうと思っているわけではないですが、妊娠を積極的に防ごうとしているわけでもありません。そして最終的には妊娠してしまうのです。」とPhippsは言います。

女性の中には、妊娠するかもしれないと意識していない人もいます。もし過去に不妊に苦しんだ経験があったり、生理が定期的に来なかったり、閉経周辺期(更年期の前の期間で、生理が軽くなったり、不定期になったりします)の最中だったとしても、まだ子供を身ごもることは可能です。たとえそれが予期せぬことだったとしてもです。

まだ生理が、不定期だとしても、来ていて、妊娠したくない場合、「避妊対策は続けるべきです」とDolanは言います。

一度更年期を迎えたならば(つまり、月経がもう来ず、最後に生理が来てから満一年経ったということです)、避妊対策をせずにセックスをしても妊娠しないと考えて大丈夫でしょう。しかし、性感染症から自分の身を守らなければならないという点は変わりません。

関連記事一覧