外耳炎の予防
その他
外耳炎を完全に予防することはできませんが、症状が悪化する危険性を減らすことはできます。
耳を傷つけない
・耳の中に綿棒や他のものを挿しこまないようにしましょう。耳垢は自然と出てきますし、綿棒は外耳をきれいにするために使うものです。
・溜まった耳垢が気になるなら医療専門家に取ってもらいましょう。
耳をきれいで乾いた状態に保つ
・耳を洗うとき、中水や石鹸、シャンプーが入り込まないようにしましょう。髪を洗う予定が無いときは、シャワーや入浴中にシャワーキャップを被りましょう。
・洗った後の耳は、ドライヤーの弱い風で乾かしましょう。耳が傷つくことがあるため、タオルの角を耳に押し込んで乾かすようなことはしてはいけません。
・普段から水泳をしている人は、泳ぐ際に耳まで覆うスイミングキャップをかぶるか、耳栓を着けましょう。耳栓は丁寧に入れ、もし違和感を感じたなら使わないようにしましょう。
他の皮膚症状を治療・予防する
・アレルギーがあり、外耳炎を発症した場合はかかりつけの医師か看護師に伝えましょう。ネオマイシンといった特定の物質を含む点耳液は、さらなるアレルギーを引き起こす可能性があります。かかりつけの医師や看護師、薬剤師が適切な点耳液を教えてくれます。
・補聴器や耳栓、イヤリングなどの耳に入れるものに対してアレルギー症状が出る場合は、それらのものを取り除きましょう。軽い症状なら自然と治まります。アレルギー症状を起こしにくい低アレルギー性の商品を使うのも一つの手です。
・乾癬や湿疹などの他の皮膚症状がある場合は、正しい治療をするために医師の診察を受けましょう。
・特に水泳の前後には、酸性の点耳液やスプレーで耳をきれいに保ちましょう。これらは処方箋が無くても薬局で手に入りますし、外耳炎の再発を防ぐことができます。