男性における摂食障害

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食べ過ぎ、無理な排出、体重の増減を繰り返すダイエット、拒食症。これらを女性限定の病気だと思っていませんか?そうとは限らないのです。

「近年の資料によると、摂食障害をもつ患者の4人に1人は男性です。」と医学士のLazaro Zayasは言う。彼はMassachusetts General Hospitalに精神科医として勤めている。

しかし、神経性過食症や神経性無食症は大抵女性の患う病気であるという長年の概念により、男性は摂食障害を支援も無しに耐え抜く、もしくは更に良くない例としては、自身が病気を患っていることに気付きさえしません。

神経性過食症(過食と無理な排出)や、神経性無食症(飢餓療法)、むちゃ食い障害の本格的な診断を下すための規定に当てはまらなくても、症状をもっていることはあり得ます、とJennifer J. Thomas博士は述べます。彼女はAlmost Anorexic: Is My (or My Loved One’s) Relationship With Food a Problem?を共同執筆しています。

以下の質問に答えてみましょう。当てはまったからといって摂食障害であるわけではありませんが、医師に相談する必要があるかもしれません。

通常の体重より軽い、もしくは繰り返し減量を試みることで体重が頻繁に変動しますか。「男性において摂食障害は、断食、脱水、もしくはスポーツの試合前に主にプラスチックでできた服を着て体重を増やそうとすることに表れるかもしれません。」とThomasは言います。

何をたべるか、もしくはどれだけ食べるかを日常的、またはたまにでも厳しく制御しますか。もしくは普通の食べ物ではなく、栄養補助食品に過剰に頼っていますか。

精神が不安定な時にたくさん食べますか。「比較的多くの量を食べる成長期の男子では、見分けをつけるのが困難な恐れがあります。」とThomasは言います。「自身か摂食障害をもっているかもしれない男性の食べる量と、他の友人の食べる量を比べるようにしましょう。」

摂取したカロリーに対し、「補おう」としますか。これには嘔吐、下剤や利尿剤の乱用、過剰な運動、断食等を含みます。

万が一、食べ物との関わり方に問題があるのではないかと心配があるのならば、医師に摂食障害の専門医の紹介や、地域でのプログラムを紹介してもらいましょう。

体格の良い男性?

多くの男性は筋肉を付け、体格を良くすることに時間を割きますが、人によっては病気のしるしとなり得ます。

マッスルディスモーフィア(MD)、もしくは一般的に筋肉醜形恐怖症と呼ばれる精神的疾患があります。「MDをもっている人は、筋肉の増強のために、過度な重量挙げ、ステロイドを含む筋肉増強剤の摂取等、とてつもない努力をしているにも関わらず体型が小さすぎると感じます。」とThomasは述べます。

厳密に言うなればMDは摂食障害に含まれませんが、MDによってむちゃ食いや増量のための過度な栄養補助食品の摂取につながります。もし以下の点に当てはまるものがあったならば、医師の診療を受けましょう。

・筋肉増強に対する強迫観念を持っているか、ジムで多くの時間を過ごす
・推奨されている量以上に栄養補助食品を摂取する
・ステロイドを摂取している(もしくは摂取しようと考えている)

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