2型糖尿病を防ぐことはできるか
あなたはたった今、医師に境界型糖尿病を持っているということを告げられました。これは、2型糖尿病になる可能性が高いということを示しますが、必ずしもそうなるとは限りません。予防するためにできることはたくさんあります。
食事や運動量など、変えられることに集中しましょう。年齢や家族の病歴など、どうにもできないことをあれこれ考えてはいけません。
医師は、あなたの今の立場と、事態を好転させるためにあなたができることを教えてくれるでしょう。
はじめにできる予防:体重、食事、運動
余分な体重を落としたり、健康的な食生活を送ったり、運動量を増やしたりすることは、あなたができるとても重要なことです。
太りすぎていなくても、2型糖尿病を持っている人はいます。しかし、余分な体重がリスクを高めるということは事実です。
ある研究では、糖尿病になる人を予測する上で肥満であるということがただひとつの重要な要素でした。その研究結果では、週に5回、最低でも30分間、定期的な運動をとり、低脂肪で食物繊維が多く含まれる食事をとることによって予防できるということが、16年にわたって示されています。
薬が必要かどうか
もし糖尿病になるリスクが非常に高いなら、医師はそれを遅らせるための薬を服用することをすすめてくるかもしれません。さまざまな種類の糖尿病の薬と健康的な生活スタイルで、発病する可能性を下げることができるということが、複数の研究で示されています。
ある研究では、最も高確率で糖尿病にかかると言われている人が、31%もその確率を下げられるということが示されていました。彼らは、メトホルミンと呼ばれる、糖尿病の処方薬を服用し、生活スタイルや食生活を変えました。
これは、良いことです。しかし、生活スタイルの劇的な変化は糖尿病を防ぐ上で最も良い方法であるということも、その研究では示されていました。食事の計画を立てるには栄養士、運動に関してはトレーナーに相談しなければなりません。