尿漏れの症状

お腹

尿漏れするということは、気づかずに尿が漏れることです。
尿漏れの種類によって、いつどのように起こるのかは変わってきます。
尿漏れする場合、かかりつけ医に相談することはよいことでしょう。尿漏れはよくある症状ですので、医師に診察してもらうことは尿漏れの効果的な管理の方法を探す第一歩となるかもしれません。

尿漏れの一般的な種類

尿漏れの人は、腹圧性失禁または切迫性尿失禁のどちらかです。

腹圧性失禁

腹圧性失禁は、例えば咳をした時など、膀胱が突然圧迫した時に、尿が漏れることです。精神的な圧迫とは関連性がありません。

尿漏れの原因となるかもしれないことには、以下のようなことがあります。
・くしゃみ
・笑う
・重いものを持つ
・運動

尿漏れする尿の量は通常は少量ですが、腹圧性失禁の場合は、特に膀胱がいっぱいである場合など、時として大量に漏れることもあります。

切迫性尿失禁

切迫性尿失禁は突然切迫した状態でトイレに行きたくなり、トイレにすぐに行かなくてはならない状態になることです。トイレに行きたくなってから、排尿まで数秒しかないこともあります。

排尿する必要性は、突然体の位置を変えたことや、水が流れる音を聞いたことが原因で起こることもあります。セックス中、特に絶頂感に達した時に尿漏れすることもあります。

この種類の尿漏れは、通常よりも膀胱の筋肉が活発になる、膀胱過活動症と呼ばれる一群の症状の一つとして起こることもあります。

切迫性尿失禁の原因となるだけでなく、膀胱過活動症候群は、頻尿になり、夜間もトイレに行くために5-6回起きる必要性がでたりします。

その他の種類の尿漏れ

混合型尿失禁

混合型尿失禁は腹圧性失禁と切迫性尿失禁両方の症状がある場合です。例えば、咳やくしゃみをすると尿漏れしますが、同時に切迫してトイレに行くような場合です。

溢流性尿失禁

溢流性尿失禁はまた、慢性尿閉とも呼ばれ、排尿時に膀胱が完全に空にならない時に起こります。これにより、膀胱は通常のサイズよりも腫れあがります。

溢流性尿失禁は、尿がほんの少ししかでず、頻繁にトイレに行きます。膀胱が完全に空になることがないように感じ、排尿しても空にできません。

完全尿失禁

尿漏れがひどく、継続的である場合は、完全尿失禁として知られる症状です。

完全尿失禁は、夜間であっても、大量の尿が継続的に漏れる原因となります。代わりに、大量の量がでるのは時々で、その間少量の尿が漏れることもあります。

下部尿路症状

下部尿路は膀胱と体の外を繋いでいる尿管(尿道)で構成されています。

下部尿路症状は、男女ともに年齢が高くなるにつれ、よく起こる症状です。

これには次のような症状があります。
・尿を溜めておくことに問題があり、トイレに頻繁に行ったり切迫性があったり、トイレにいったばかりなのにすぐにトイレに行きたいと感じる
・排尿に問題があり、尿の流れが遅かったり、排尿時にいきんだり、排尿時に尿が止まったりまた出始めたりする
・排尿後に問題があり、膀胱が完全に空になっていないと感じたり、排尿が終わったと思った後に尿が少しでる

下部尿路症状を経験すると、尿漏れになりやすいです。

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