耳鳴りの原因

その他

耳鳴り、もしくは耳における鳴り響くような音の原因として考えられるものは、たくさんあります。しかし、これは病気ではなく、また別の健康問題の症状です。

鳴り響くような音の原因は一体何なのか。たいていは、内耳にある小さな毛の損傷によって起こるものです。その損傷によって、そこから脳に送られる、音がどのように聞こえるかをコントロールする信号が変わってしまいます。加齢のごく自然な現象として耳鳴りになる可能性はありますが、原因は他にもあります。これは一時的な場合もあれば、生涯ずっと続くこともあります。

耳鳴りの引き金となるもの

年齢に関連した聴力損失:多くの人にとって、加齢とともに聴力は落ちます。これは、たいてい60歳前後で始まります。ほとんどの場合、両耳で起こります。この場合、おそらく高周波音を聞き取る際に苦労するでしょう。

大きな音:大きな音は、主要な原因となります。それは、何年間も毎日聞き続けた音かもしれませんし、一度しか聞かなかった音かもしれません。これには、コンサートやスポーツイベントからうるさい機械音やエンジンのバックファイヤーまで、すべてが含まれます。片耳もしくは両耳が被害を受け、難聴や痛みを引き起こすかもしれません。この損傷は、永続的かもしれませんし、一時的な場合もあります。

耳あかの蓄積:体は、土を捕まえて耳を守るために、このべとべとしたものを生成します。しかし、このあかは勝手には落ちませんし、もし溜まりすぎたら耳鳴りや難聴につながる可能性があります。医師は、この蓄積を優しく取り除くことができます。綿棒を手に持って自分で取ろうとしないようにしましょう。

特定の薬:処方薬や市販の薬は、耳鳴りの引き金となったり悪化させたりすることがあります。これらの薬には、アスピリンや利尿薬、非ステロイド性抗炎症薬(NSAID)、キニーネをベースにした薬、特定の抗生物質、抗うつ剤、抗がん剤などが含まれます。たいていは、処方量が多いほど問題が起こりやすいです。ほとんどの場合、薬の服用をやめると症状も治ります。もし薬のせいかもしれないと思った時には、医師に相談しましょう。しかし、医師に相談せずに薬の服用をやめるようなことはないようにしましょう。

耳感染症や副鼻腔炎:風邪をひいた時などに、耳鳴りが起こるかもしれません。これは、聴力に影響し、静脈洞の圧迫を大きくする、耳感染症もしくは副鼻腔炎によるものかもしれません。もしそれが原因なら、長くは続かないはずです。1週間くらい経っても治らない場合には、医師に診てもらいましょう。

顎関節(TMJ):顎もしくはTMJの問題は、耳鳴りを引き起こすことがあります。噛んだり話したりする際に顎でポンという音がしたり、痛みを感じたりするかもしれません。この関節は、中耳と共通の神経や靭帯をいくつか持っています。TMJ疾患は歯科医に治療してもらい、耳鳴りが悪化するのを防ぐことができます。

血圧の問題:これには、高血圧症や短期的に血圧を上げるストレスやアルコール、カフェインなどが含まれます。動脈の硬化も原因のひとつとなり得ます。中耳や内耳付近の血管のほうが伸縮性がないので、血流が強く、音が大きく聞こえます。

その他の医学的問題:これには、内耳の骨の変化やメニエール病と呼ばれる内耳障害、または頭や首の負傷などが含まれます。線維筋痛症やライム病などの病気も、耳鳴りの原因となり得ます。医師が、原因を突き止め、音を和らげる方法を見つけてくれるでしょう。

関連記事一覧