リンゴ酢
リンゴ酢(アップルサイダービネガー)は、リンゴを潰して発酵させたときにできる自然の生成物です。お酢は、何千年も前から、様々な疾患を治すための万能薬として使われてきました。
なぜ人々はリンゴ酢を摂取するのか?
さまざまな研究によって、リンゴ酢を含むお酢には、血糖値を抑える働きがあるということがわかっています。これは、糖尿病の患者にとっては大きなメリットになります。いくつかの種類のお酢の中には、満腹感を与えてくれるものもあります。こうしたことから、リンゴ酢をダイエット食品として愛用する人も多いようです。ほかにも、膣炎やデトックス効果、肌の健康、高血圧に効くという理由で使っている人もいますが、こうしたことに本当に効果があるのかに関する臨床実験は行われていません。
動物実験などの研究により、リンゴ酢はコレステロールや血圧を低くしたり、いくつかのがん細胞の成長を遅らせる効果があるということが証明されました。しかし、こうした研究はまだ初期段階で、人間にも同様の効果があるのかどうかについては、判断するにはまだ早いようです。
どのくらいの量のリンゴ酢を摂取すればいいの?
リンゴ酢は、治療することに関しては証明されていないため、どのように使うべきかといった正式な推奨はありません。1日あたり、水やジュース一杯に小さじ2杯を目安に摂取する人もいます。
リンゴ酢を摂取する上でのリスクはありますか?
・副作用:少量のリンゴ酢を摂取するぶんにはさほど影響はないでしょう。しかし、多量に摂取したり、長期間使用することのリスクはないとは言い切れません。リンゴ酢を摂取しすぎてしまうと、歯のエナメル質が損なわれたり、口の中や喉がヒリヒリしてしまう恐れがあります。また、糖尿病を患っている場合、消化機能の問題をさらに悪化させてしまう恐れがあります。
・リスク:骨粗しょう症を患っている女性は、リンゴ酢の摂取には注意する必要があります。日常的に摂取すると、骨密度を低下させてしまう恐れがあります。また、インスリンの値が変化してしまう可能性があるため、糖尿病患者は、医師に相談せずにリンゴ酢を摂取することはおすすめできません。
・飲み合わせ:便秘薬、利尿薬、心臓病や糖尿病の薬を飲んでいる人は、リンゴ酢のサプリメントを摂取してよいかどうかは、医師に確認しましょう。