リウマチ因子検査とは？

関節リウマチの症状（痛み、腫れ、肩こりなど）がある場合は、リウマチ因子検査を行うことよって診断することができます。

リウマチ因子検査とは、リウマチ因子を調べるための、簡単な血液検査のことです。リウマチ因子が存在すれば、医師はリウマチだと判断できます、体が有害物質を検出した際に、リウマチ因子が生成されます。

またこの検査によって、今の状態がリウマチなのか、または他の関節炎や疾患なのかを区別することができます。

重度の慢性関節リウマチの人々には、高レベルのリウマチ因子が現れることがあります。しかし、検査結果でが高いレベルのリウマチ因子が発見されても、医師は診断を下す前に他の検査を行う可能性があります。その場合再度診察を行ったり、X線、MRI、超音波などの検査を行います。

どのように行われるのか？

検査は素早く行われ、ほとんど痛みを伴いません。採血による検査を行います。

準備

準備のために、特別に行うべきことはありません。採血を行うことに対して、他の人よりも敏感な人もいます。気になることがある場合は、検査前に医師に相談してください。気分が悪くなったり吐き気を感じた場合も、医師に相談しましょう。

結果

検査結果は、身体検査や他の検査、症状歴とともに、医師がリウマチの重症度を判断するために役立ちます。

覚えておいてください。リウマチ因子は、健康な人の血液にも見られることがあります。また、紅斑性狼瘡やシェーグレン症候群のような、他の免疫系の状態にある人に見られます。ウイルス性肝炎のような慢性感染症の人も、リウマチ因子を持っている場合があります。