勃起不全の診断

その他

勃起不全(ED)は、しばしば医師によって診断されることがあります。医師は症状や状況ついて問診した上で、身体検査を行います。

医師から、以下のような質問があるでしょう、

・症状
・全般的な肉体的、および精神的健康
・アルコール摂取量
・現在服用中の薬があるか

性行為の履歴

また、あなたの性行為についても質問があるでしょう。勃起不全は一般的な症状ですので、恥ずしがる必要はありません。必要に思う場合は、男性の医師に担当してもらうよう、お願いすることもできます。

次のことについて尋ねられるかもしれません:
・過去の現在の性的関係
・性的指向について(同性愛、異性愛など)※注
・勃起不全を経験している期間
・パートナーと一緒に勃起することができるか、自分ひとりではどうか、朝目を覚ましたときはどうか・射精やオルガスムに達することができているか
・あなたの性欲のレベル

※注:嗜好とは異なります
参考:https://cakes.mu/posts/6851

常に起こる勃起不全は、根底にある物理的原因を示唆しているかもしれない。
性行為を試みているときにのみ起こる勃起不全は、心理的(精神的)な原因が根底にある可能性があります。

心臓血管の健康状態を確認する

心臓血管の状態を検査することもあります。血管の狭窄は、勃起不全の一般的原因であり、心臓血管疾患(心臓および血流に影響を与える状態)と関連しています。

医師は以下の事をする可能性があります。

・高血圧があるかどうかを調べるために、血圧を測定する。
・異常をチェックするために心拍数を聞く
・身長、体重、腰囲を測定し、体重が健康であるかどうかを確認する
・食生活やライフスタイルについて質問する(運動量など)
・血液を採血し、グルコースと脂質を確認する (高血圧は心臓や血管に影響を与える可能性があるため)

身体検査と他の検査

陰茎の身体検査は、解剖学的原因(陰茎の物理的構造に影響を与える条件)を除外するために実施することができます。

前立腺が肥大している、または不規則な排尿などの症状がある場合は、直腸直腸診(DRE)が推奨されることがあります。

血液検査では、基礎となる健康状態を確認することもできます。例えば、テストステロンのようなホルモンのレベルを測定することは、性腺機能低下(テストステロンのレベルが異常に低い状態)にような、ホルモンの病気の可能性を除外することができます。

さらなる検査

場合によっては、さらに検査を行うために専門家が紹介されることもできます。通常、EDになるのは40歳未満の男性ではまれであるため、さらなる検査は、勃起不全になっている人が異常に若い場合に行うことが多いです。

陰茎海綿体自己注射

陰茎海綿体自己注射では、人工の(合成)ホルモンを陰茎に注入して血流を増加させます。このことで、陰茎に異常がないかが確認でき、結果によっては手術を計画することができます。

注射をしても効果が表れない場合は、陰茎への血液供給に問題がある可能性があります。場合によっては、超音波スキャンが必要になる場合もあります。

動脈造影法と海綿体造影検査(DICC)

これらの特殊な検査をすることで、陰茎の血管に色素を注入し、スキャナ上で色素を調べることができます。手術が考慮されている場合、あなたの血管で問題が検出された場合に使用される可能性があります。

心理学的アセスメント

勃起障害の原因が心理学的であると考えられる場合、心理学的アセスメントが必要になる事があります。

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