関節リウマチ

症状

説明

関節リウマチは、主に体の両側の手や手首、肘、肩、腰、膝、足の末梢関節で炎症が起こり、損傷を与える可能性があることが特徴の慢性疾患です。関節の内側にある薄膜である滑膜の継続的な炎症によって損傷が起こり、その後に軟骨、骨侵食、そして関節変形という損傷が続きます。通常は関節に限りますが、まれに肺や心臓、神経系を感染することもあります。

原因

原因はわかっていませんが、大きな遺伝的素因があるかもしれません。現在では、自己免疫反応と呼ばれる、体自身の滑膜組織に対する免疫反応があるということがわかっています。

感染する人と感染するリスクがある人

南アフリカの正確な患者数はわかっていませんが、人口の約1%が感染しているということは言えます。女性は、男性のおよそ2,3倍の確率で感染しています。発症は年齢とともに増加し、老人になると性別の違いは関係なくなります。関節リウマチは世界中で見受けられ、全人種が感染しています。

どの年代でも発症し、若い人が感染することが多いです。発病のピークは4,5世紀で、その当時は、患者の80%が35~50歳の間に発症しました。

これには、大きな遺伝的素因があります。重度の関節リウマチは、この病気を患っている人の一親等の中で、通常の4倍もの確率で見受けられるのです。

症状やサイン

関節リウマチは、慢性多発性関節炎、つまり、多数の関節を感染させるという特徴を持っています。患者の約3分の2が、知らぬ間に疲労、それから曖昧な筋肉や関節の痛みといった症状から始まり、滑膜炎症が明確になるまでそれが続きます。これは、数週間もしくは数ヶ月間続くかもしれません。

具体的な症状は、特に体の両側の手や手首、膝、足などの複数の関節が感染するにつれて、次第に現れることが多いです。

約10%の人は、時に発熱と全身疾患や肩膝などといったひとつの関節のみの感染とともに多発性関節炎が突然発症するという、標準的ではない症状の現れ方をします。

主な症状は、感染したすべての関節におけるこわばりや痛み、柔らかさです。全身のこわばりは一般的で、しばらく動いていなかった後はたいていひどくなります。朝方のこわばりは、一時間以上続くことが多いです。朝のこわばりの継続時間は治療をすれば改善されるため、炎症の程度のおおよその目安となります。

滑膜の炎症は腫れ、柔軟性、動きの制限の原因となります。関節、特に大きなものは、触ると温かいかもしれません。

滑膜腔内での液体の蓄積、滑膜や関節包が厚くなることによって、関節は腫れます。痛みが和らぐため、炎症を起こした関節は少し曲げた状態にしているかもしれません。後に、関節の損傷の結果、関節の変形が固定化されます。

関節リウマチは、関節以外の部位に発症することもよくあります。

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