うつ病の原因

うつ病の原因は一つではありません。うつ病はさまざまな原因で起こる可能性があり、多くの引き金があるのです。
ストレスの溜まるような出来事、たとえば、大切な人との死別、離婚、病気、失業、仕事、経済的心配事などは、うつ病の原因となる可能性があります。
異なる複数の原因によって抑うつ病が引き起こされています。たとえば、病気になった時、気分が落ち込むと思います。しかしそこに、大切な人との死別などのさらに辛い出来事が重なったらどうでしょうか。うつ病になる可能性があります。
また、うつ病の原因の話になると、うつ病へとつながる「負のスパイラル」についてもよく話題に上ります。たとえば、パートナーと別れてしまったとしましょう。そんな時、おそらく気分は落ち込んでいると思います。そうすると友人や家族と会うのを止め、お酒をたくさん飲むようになるかもしれません。今説明したすべてのことはその人の気分をどんどん悪くし、うつ病を引き起こすおそれがあるのです。
また、歳をとるにつれてうつ病になりやすくなるということや、社会的にも経済的にも困難な環境で生活している人の方がうつ病になりやすいというを示す研究も出てきています。
以下に挙げるのが、うつ病の原因として考えられる項目です。
ストレスの溜まる出来事
大部分の人が失業や人間関係の失敗など、ストレスの溜まる出来事にぶつかります。こうした出来事が起こった時、友人や家族と会わなくなり、自力で問題を解決しようとすると、うつ病になるリスクが高まります。
人格
自尊心が低い、自己批判的過ぎるなど、人格に特定の特徴があるとうつ病になりやすいかもしれません。こうしたことが起こる原因は、両親から受け継いだ遺伝子か、幼い頃の経験、あるいはその両方がその人に残っていることです。
家族にうつ病になったことのある人がいる
親や兄弟など家族の中で過去にうつ病になったことのある人がいる場合は、その人もうつ病になりやすい傾向があります。
出産
出産後は、特にうつ病になりやすくなる女性がいるようです。新たに生まれてきた生命に対する責任感だけでなく、ホルモンの変化と体の変化も産後うつ病につながる可能性があるのです。
孤独感
家族や友人から切り離されていると、うつ病になるリスクが高まります。
アルコールや薬物
生活が思うように運んでいない特、たくさんのアルコール飲料を飲むことで気を紛らわそうとしたり、薬物に手を出したりしようとする人がいます。
大麻は確かにリラックス効果があります。しかし、うつ病をもたらす可能性があるということを示す証拠があります。特に十代の若者はその影響を受けやすいようです。
「酒で気を紛らわそう」というのはおすすめできません。アルコールは、うつ病を本当に悪化させる「強力な抑うつ剤」として分類されているからです。
病気
冠状動脈性心疾患やがんのように、なかなか治らない病気や生命を脅かすような病気にかかった場合はうつ病になるリスクが高まります。
頭部の怪我が潜在的にうつ病の原因となっていることもしばしばあります。頭部に深刻な怪我をした場合、感情の起伏が激しくなるなど気分障害になるおそれがあります。
免疫システムの問題に起因する甲状腺機能低下症になっている人がいるかもしれません。もっと珍しいケースの話をすると、小さな怪我でも脳下垂体にダメージを与えてしまうことがあります。脳下垂体とは、脳幹にある豆粒大の部分のことで、甲状腺を刺激するホルモンを分泌しています。これらはたくさんの症状の原因となる可能性があります。たとえば、異常な疲労感やセックスへの関心を失うなどで、うつ病につながるおそれがあります。