胸焼けとは何か

このような名前であるにもかかわらず、胸焼けは胸とは一切関係がありません。しかし、その症状の一部は、心臓発作や心臓疾患と類似しています。
胸焼けは、喉と胃を繋げる管である食道で起こる炎症のことで、胃酸によって引き起こされます。これは、胃の上部や胸骨の下あたりでのヒリヒリとした不快感の原因となります。
胸焼けの原因
胸焼けの症状は、下部食道括約筋(LES)と呼ばれる筋弁における問題によって引き起こされる可能性があります。それは、胸郭の下で真ん中より少し左寄りの場所、食道が胃と摂食する位置にあります。
通常は、重力によって、LESは胃酸を胃の中に入れておきます。正常に働いていると、胃に食べ物を入れたりげっぷしたりするためにLESは開き、再び閉じます。しかし、LESが頻繁に開きすぎたり、きちんと閉じなかったりすると、胃酸が食道へしみ出て、燃えるような感覚を引き起こします。
もしLESが十分に閉じない場合は、その問題の原因となっていることは2つ考えられます。ひとつ目は、胃に過剰な量の食べ物を入れてしまう過食です。もうひとつは、たいていは肥満、妊娠、便秘によって、胃に過度の圧迫がかかることです。
次のような特定の食べ物は、LESを緩ませたり、胃酸を増やすことができます。
・トマト。
・柑橘類。
・ニンニクやタマネギ。
・チョコレート。
・コーヒーやカフェインを含む製品。
・アルコール。
・ペパーミント。
脂肪や油を多く含む食事(動物または野菜)は、たいてい胸焼けを引き起こし、また、特定の薬もそうです。ストレスや睡眠不足は、胃が生成する胃酸の量を増やし、胸焼けの原因となります。
もし妊娠しているなら、プロゲステロンと呼ばれるホルモンがLESを緩ませ、胸焼けを引き起こすことがあります。喫煙もLESを緩ませ、胃酸を増やします。
胸焼けが続く期間
人によります。数分間で治まる人もいれば、数時間続く人もいます。
胸焼けは、アメリカ人の最大20%に、週に1回程度起こり、妊娠中の女性によく見られます。
たまに起こる胸焼けは危険ではありません。しかし、胃食道逆流症(GERD)として知られる長期的な胸焼けは、時に次のような深刻な問題へつながる可能性があります。
・長期的な咳。
・咽頭炎。
・炎症や食道潰瘍。
・細い食道による飲み込みづらさ。
・食道がんになりやすくなる状態である、バレット食道。