胸焼けの症状はどういうもの?
胸焼けってどういう感じ?
食後に、胸骨のすぐ後ろが燃えているような感覚があるなら、それは胸焼けかもしれません。症状は数分から数時間にも及ぶ可能性があります。
胸焼けは、喉の奥と胃を繋ぐ食道に胃酸が上がってきた時に始まります。胸部での燃えるような感覚以外には以下のような症状があります。
・特に身体を曲げたり、横になったり、食べたりした後、胸が痛む
・喉の奥が燃えるように感じる
・熱い、すっぱい、酸性らしい、もしくはしょっぱい液体が喉の奥にある
・咳、喉の痛み、声の枯れが長期間続く
これらの症状を医師に言うと、大抵胸焼けと簡単に診断されます。しかし、この病気がどれだけ深刻であるか知る、または治療を把握するために特別な検査を受けることになるかもしれません。
胸焼け?それとも心臓発作?
緊急治療室に行く一般的な要因として、胸部の痛みが挙げられます。多くの人が心臓発作を起こしていると思うものの、人によっては深刻な胸焼けを経験しているかもしれません。
大抵、心臓発作の痛みと、深刻な胸焼けの痛みはあまりにも区別し難いので、どちらなのか知るために、医師は精密な検査を行わなければなりません。
更にことを複雑化するのは、胸焼けと心臓発作は共通の症状を多くもち、年配や、過剰体重の人というように、似た特徴をもつ人が起こしやすいということです。
胸焼けの典型的な兆候とされるものは以下の通りです。
・胸骨やあぶら骨のすぐ下に、突き刺さるような、燃えるような感覚がある。
・肩、首、腕まで痛みが広がることは基本的に無いが、広がる時もある。
・痛みは食後、寝転んだ時、運動した時、もしくは不安な時に痛む。
・大抵制酸薬を服用すると早く症状が軽減する。
・他の症状に加え、冷や汗や息切れをほとんど起こさない。
緊急電話をかけるべき時
もし胸部の痛みが消えず、胸焼けか心臓発作か区別がつかないのならば、緊急電話をかけましょう。
ただ、心臓発作と胸焼けの症状はしばらくすると無くなることもあります。なので、痛みが止んだとしても、理由のわからない胸部の痛みがあったならば医師に相談しましょう。
また、より心臓発作や狭心症(心臓不全による胸部の激しい痛み)の症状として典型的なものとされるような以下の症状で当てはまるものがあったなら、緊急電話をかけましょう。
・一般的に胸の中心部に、膨満感、緊張感、鈍い圧迫感、もしくは痛みがある
・胸の周りをベルトで締め付けられているように感じる
・目眩や立ちくらみする
・肩、首、顎、もしくは腕まで広がる痛みがある
・ニトログリセリンの服用後にすぐ改善する痛みがある
・息切れをする
・他の症状に合わせて冷や汗をかく
数分以上にわたって痛みが続いたり、心臓発作の兆候があったりする場合、すぐに治療を受けましょう。また、症状が胸焼けなのか心臓発作か分からない場合も、緊急救助を受けましょう。