十代の少年少女と避妊について話す場合

陰部

十代の少年少女と避妊について話をすることは、多くの親にとってよい気持ちがしないものです。冷静に話をしたいと思うでしょうが、不自然に古めかしく感じるかもしれません。リラックスして、オープンに話をしたいと思うのでしょうが、十代の子供の性生活についての手がかりについて突然警戒して知ろうとする一方で、詳細は知りたくないと思います。これが話をする前に、この話題を遠ざけたくなる理由です。

しかし、この話題が不快と感じるようであれば、十代の子供の側もそう思っているはずで、子供はぶっきらぼうな態度を見せたり、ふざけた返事をしたり、クスクス笑ったり、いつもより不機嫌になったりするかもしれません。真面目に話を始めたり、話題を避けたりするよりは、リラックスしてオープンに話しやすい雰囲気で話をしてみてもよいでしょう。

親のアドバイスの価値とは

なぜ、自分の十代の子供と避妊について話をする必要があるのかと疑問に思うかもしれません。それは、自分が親として果たす責任であり、自分の本能を信じることに疑いはないでしょう。しかし、次のことは考えておくとよいでしょう。

・多くの16歳以下の少年少女は性的に活発である一方、一番避妊方法を行おうとしない年齢層でもある。
・親がもっとセックスと避妊について子供と話し合えば、10代の妊娠は少なくなるはずである。
・望まない妊娠の他にも、性感染症とヒト免疫不全ウイルス(HIV)の感染のリスクがあること。

伝えなければならない大切なこととは

一番重要で基本的な点は、全ての人が避妊に対して個人的に責任があるということを伝えることです。十代の子供はある面では恐ろしいほどに成熟していますが、他の面では子供っぽく、自己中心的なままだったりします。

妊娠した十代の娘と一番したくない会話は、「コンドームをするのは彼の役目で、私のせいではないわ。」という口論でしょう。逆に、十代の息子が「妊娠したのは自分じゃないから、自分は関係ない。」と言う台詞を聞くかもしれません。こうした言葉を聞くとどんな親でもぞっとしてしまうことでしょう。

避妊について話し合う

避妊をすることに責任があること、また望まない妊娠が起こらないように性的関係を大人なやりかたで処理することについて十代の子供が理解することの助けとなりましょう。こうした情報を娘とシェアすることで娘は自分を自身を守ることができることを教えてあげましょう。

避妊の効果が高い方法があること

一番効果的な避妊方法は禁欲を守ることでしょう。しかし、多くの十代の子供は性的に活動的なため、避妊について適切な情報を与えることはよい方法です。セックスをするつもりがない場合でも、避妊についての情報を知っておくことはよいことです。

妊娠を避けるため、セックスをしている夫婦であっても毎回避妊方法を適切に使う必要があります。

避妊の種類について話し合う

妊娠を避けるために効果的な避妊方法と、性感染症から身を守る避妊方法との差について、十代の子供に説明することは重要です。

ホルモン剤避妊法(例えばピルなど)は、十代の少女にとって妊娠から身を守るには安全な方法であるかもしれません。今日では、十代の症状でも使うことができる経口避妊薬があります。

今日の少女は、お母さんの時代よりも早く避妊方法を使っています。このため、人生の中でさらに長い期間ピルに含まれているホルモン剤に曝されていることになります。これは、避妊方法を選択する際に考えなければならない重要な要因となります。

古典的避妊法である、コンドームの使用は、ピルやホルモン注射などと共にしなければなりません。コンドームは、クラミジア、ヒトパピローマウイルス(陰部疣贅や頸がんなどの原因となる)、ヘルペス、淋病、梅毒、肝炎、HIVなどの性感染症のリスクを効果的に減らす唯一の方法と考えられています。

伝えたいことを理解してもらう

十代の子供は何でも知っているような態度を取りますが、望まない妊娠を防ぐことに関しては情報の選択に必要な、正しい情報をもっていることは大概ありません。

色々と十代のセックスについて言いたいことは人それぞれかもしれませんが、自分の娘がセックスしようと1度決めたらそれをとめることはできないことを親は覚えておくことが重要でしょう。妊娠するという結果を子供が考えるならば、後悔するよりも安全な方法を取るほうがはるかに良いでしょう。セックスと避妊について10代の娘と直接話すことで、娘が自分の体と自分の将来のために正しい選択をすることを助けることができるのです。

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