心拍障害（不整脈）とは何でしょうか？

2018.10.12

胸

心臓は、一生懸命働きます。なぜなら、体全体に、血液や栄養を送るからです。心臓が安定したペースで鼓動する時に、鼓動の音を聞いたり、鼓動を感じたりすることもあるかもしれません。それは、体自身の電気システムによってコントロールされる、規則正しく、信頼できるリズムです。

しかし、そのシステムに問題がある場合、不整脈と呼ばれる、心臓の鼓動の問題が発生します。

不整脈がある場合でも、必ずしも心臓病だというわけではありません。心臓が不規則に鼓動する原因となることがたくさんあります。

心臓の鼓動のリズムを狂わせる原因は何でしょうか？

たとえ心臓に問題がなくても、不整脈が起こる可能性があります。不整脈がある場合、医者に相談しましょう。

不整脈は以下のような原因によって引き起こされます。

・感染症や熱
・身体的または感情的ストレス
・貧血や甲状腺疾患などの病気
・カフェイン、タバコ、アルコール、コカイン、アンフェタミン、特定の市販薬または処方箋医薬品など、薬物や他の刺激剤
・遺伝子
・心臓病

心臓は、通常、1分間に60回から100回鼓動します。運動時や、ストレスがかかる状況など、必要があれば、鼓動が速くなります。また、睡眠時には、鼓動が遅くなります。心臓は、スピードを緩めたり、速めたりするのに使われます。これは普通のことです。

鼓動が一時的に妨害されても、きっと、気付かないでしょう。しかし、鼓動が妨害された時に、それに気付く人もいます。

一般的な症状は、以下のようなものです。

・動悸、または「脈の結滞」
・激しい鼓動や、震えるような鼓動
・心臓が激しく鼓動している感覚

他にも、以下のようなことが起こる可能性があります。

・気が遠のく感じ、または疲労感
・意識が朦朧とする、または気絶する
・息切れ
・胸の痛み、または不快感

このような感覚があるにもかかわらず、不整脈がないこともあります。その症状は、不安、ストレス、または鼓動に付随する問題以外の原因によるものかもしれません。

体が血液を必要としているかを監視する、心臓の右側上部には、節があります。その節は、洞房結節または洞結節と呼ばれ、自然のペースメーカーのような働きをします。これが、主に心臓をコントロールし、鼓動を生み出しています。運動時や病気の際、または、嬉しい時など、必要があれば、心拍数を上げます。

洞房結節は、心臓を越えて電気インパルスを伝えます。これにより、心室が特定の時に収縮することで、鼓動が発生するのです。