EDの原因となるもの
勃起するには、様々な過程を通らないといけません。興奮すると、脳内の神経が働き出します。そしてペニスに血液が流れ込みます。これらが全て上手く行くと、セックスの準備ができたことになります。
しかし、時に何かが上手く行かないことがあります。たまに起きる程度なら特に治療は必要ないのですが、その頻度が高くなってきたなら、それはもしかしたら勃起不全(ED)かもしれません。
EDの原因となるものはたくさんあります。主な例として、ストレスやうつ病、不安、飲酒などが挙げられます。
それ以外には、身体的な要因があります。
他の病気がEDに繋がる場合があります。以下にそれらの病気の一部を紹介します。
・糖尿病:勃起を助ける神経や血管がこれによりダメージを受けます。糖尿病の管理ができていないと、EDになる可能性が倍増する場合があります。
・腎疾患:腎疾患に伴う他の症状に加えて、ペニスへの血流やホルモン、神経系統が侵されます。これらは勃起をする上で極めて重要なものです。また、腎疾患により活力や性衝動がそがれることもあります。
・神経や脳の障害:神経系統なしに勃起をすることはできません。脳卒中、多発性硬化症、アルツハイマー病、パーキンソン病などは重要な信号を妨害します。
・血管病:血管病により血流が遅くなると、勃起しづらくなります。動脈の狭細化や閉塞、高血圧、高いコレステロール値は、EDの最も一般的な原因の一部です。
以下に、その他のEDの原因を紹介します。
・手術:前立腺や膀胱の癌を治療するための手術の際に、勃起に必要な神経や組織が侵されてしまうことがあります。自然に治ることが多いですが、数ヶ月かかることもあります。治らない場合もあり、その場合には勃起を助ける治療を受けることができます。
・怪我:骨盤、膀胱、脊髄、ペニスのいずれかを損傷してしまい、手術を受ける場合には、EDになる可能性があります。
・ホルモンの異常:性衝動はホルモンによって湧き上がります。ホルモンの分泌が不安定になると、性的関心がそがれる場合もあります。今までに、脳下垂体腫瘍、腎疾患、肝臓病、うつ病、前立腺癌に対するホルモン治療、のいずれかの経験がある人は、医師と相談しましょう。
・Venous leak:勃起を維持するためには、ペニスに流れ込む血液がしばらくの間とどまらないといけません。血液がすぐに流れて行ってしまうと、勃起は収まります。怪我や病気の影響でこれが起きることがあります。
・喫煙、飲酒、薬物の使用:これらは皆、血管にダメージを与えます。動脈に異常がある場合、喫煙はEDになる可能性を大幅に上げます。
・処方薬の服用:EDを引き起こす可能性のある処方薬は200種類以上あります。処方薬がEDの原因になっているかもしれないと感じたら、医師に相談しましょう。
・前立腺肥大:男性の多くが、加齢と共に経験します。これもEDの原因となることがあります。
EDを経験したことのある男性は多く、今もEDに悩まされている人はたくさんいます。もし自分もEDかもしれないと思ったら、医師に相談して最適な治療を見つけましょう。