統合失調症とは?
その他
最も誤用されている精神医学用語の1つは、「統合失調症」という言葉であり、「多重人格」を持つ人を記述するために間違って使用されることがよくあります。しかし、これは完全な誤解です。
統合失調症は、人々の思考、感情および行動に影響を及ぼす重篤な脳の障害です。正しく治療しないと、重度の障害や機能喪失の原因となります。
統合失調症は以下のように、3つに分かれています。
陽性症状
妄想、幻覚、発後や行動の混乱などがあります。
陰性症状
社会的撤退、意欲の欠如、情緒的な鈍化、エネルギーの不足など
認知機能障害
注意、集中、記憶の困難があります。
いずれの人も障害を発症することがあり、45歳以降に、初めてこの障害を発症することはまれですが、どの年齢でも発生する可能性があります。通常は、若い年齢(10代後半から20代前半)に現れます。
有病率
世界中の人口の1%が統合失調症に罹患していると推定されています。しかし、統合失調症は、家族ですでに診断されている場合、リスクが高まるとされています。
統合失調症の診断を受けた親が1人いる場合、その障害を発症する確率は10-15%です。両方の両親が罹患している場合、この割合は増加します。
双子の片方が統合失調症であれば、もう一人の方が統合失調症を発症する確率は、ほぼ40-50%だと考えられています。