ケイガイ

治療薬

ケイガイ(ジャパニーズキャットニップ(Japanese Catnip))とは中国や朝鮮原産の薬草であり、選択的に(ある程度)抗炎症性を有し、アレルギー反応を抑える働きを持ちます。イヌハッカ(イヌハッカ属)とはまた別の植物です。

概要

ケイガイとは荆芥のジャパニーズキャットニップ(Japanese Catnip)と一般的に呼ばれる薬草で、アジア(中国、朝鮮、日本)で伝統的に使われている、一般的な風邪や鼻風邪、アレルギーで生じる皮膚の発疹等の治療薬です。

免疫系での可能な役割について調べている、動物やインビトロでの研究はかなりの量存在し、全体的には抗炎症性であることがわかった(インドメタシンと同程度の効果であると一つの研究が明らかにし、デキサメタゾンよりも効果的でないことを二つの研究が発表しました。このように抗炎症性といってもほどほどのレベルになります。)一方で、いくつかの抗炎症性効果が選択的にあることも分かりました。ケイガイが免疫刺激剤として知られているのはこれらのような理由からですが、免疫系の調節をするという役割を確固たるものとするには、今や(いくらか人間が干渉もしつつ、)より多くの証拠が必要となってきています。

今のところ、ほかの科学的使用用途は見つかっていません。

基礎知識

混同注意

イヌハッカ(イヌハッカ属)、キャッツクロー、マタタビ(木天蓼、イヌハッカの仲間と同じような効果を持ちます)

摂取方法

風邪や皮膚発疹を治すための、ケイガイの伝統的な摂取方法は、3~10グラムの煎じ薬での摂取でした。これが最適用量であることを裏付ける研究は無く、動物実験(ラットに200~500ミリグラム/キログラムのケイガイを投薬)によると、次の範囲の投与量が推奨されます。

・150ポンドの人の場合、2200~5400ミリグラム
・200ポンドの人の場合、2900~7200ミリグラム
・250ポンドの人の場合、3600~9000ミリグラム

炎症を治すために適切な推定投薬量となります。伝統的に推奨されている投薬量と似ていることがわかりました。

関連記事一覧