うつの再燃 最初にすること

その他

うつは普通、一生に1度以上発症します。多くの人々にとって、うつは何度も再燃、再発して慢性的あるいは一生涯に渡る病気になる可能性があります。平均して、うつの人のほとんどは生涯に4,5回症状の発現を経験します。

医師は、再燃とはひどいうつを治療し続けて6ヶ月も経たないうちに別のうつが発現することであると定義します。再発は前の症状が治ってから6ヶ月経ってから起こる新しい発現です。時系列に関係なく、それは悲しみ、疲労、いらいらといったうつの症状を揺り戻し、気持ちをくじくのです。

2度目(あるいはそれ以上)のうつに直面していると思ったら、医師、精神科医、またはセラピストと再び治療を受けることについてすぐに話をして下さい。

治療

うつの再燃または再発は様々な方法で、時にはセラピーの組み合わせによって治療することができます。例えば、医師は抗うつ治療も心理療法も、どちらも推奨するかもしれません。

抗うつ剤

医師は以下を含む、様々な種類のうつ治療薬を使います。

・選択的セロトニン再取り込み阻害薬(SSRIs)
・セロトニン・ノルアドレナリン再取り込み阻害薬(SNRIs)
・ノルアドレナリン・ドーパミン再取り込み阻害薬(NDRIs) ブプロピオンを含む

古い種類の抗うつ剤も効果的ですが、深刻な副作用の潜在的なリスクを引き出してしまうため、今日ではそれほど頻繁には使われていません。こうした古い種類の薬には、

・三環系抗うつ薬
・モノアミン酸化酵素阻害薬(MAOIs)

加えて、医師は抗うつ剤を非定型抗精神病薬、気分安定薬、抗不安薬、興奮剤などの薬と組み合わせるかもしれません。

新たなうつの発現に対し、抗うつ剤などの薬を服用する必要があるなら、医師に尋ねましょう。再発を防止するために抗うつ剤を使うなど、既に「維持療法」に取り掛かっているのであれば、医師は既に使用している薬の処方量を変更するか、もしくはより効果的な治療法を見つけるために現在の投薬計画を変更するでしょう。

心理療法

カウンセリング、もしくは「トークセラピー」は、以前うつの治療をしてから表出してきた新しい課題を含む自分の問題への理解を助けます。問題に立ち向かう、もしくは解決するより良い方法を探すことになるでしょう。心理療法を通じ、自分自身の思考の制御のし方、そして憂鬱さを軽くする行動について学ぶこともできるのです。

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