オスグッド・シュラッター病

その他

治療

全般

オスグッド – シュラッター病は、一般的に痛みを伴うものですが、痛みは一時的なもので、約4〜6週間しか持続しません。症状が自然に無くなるまで、特定の運動を制限するよう指示がある可能性があります。痛み止め、抗炎症剤、またその他のセルフケアテクニックを駆使することでは、症状を軽減するのに役立ちます。まれに、骨の成長が止まった段階で、骨の断片化した端が治癒されてない場合、手術が必要になることがあります。

特定の身体活動を制限する

オスグッド – シュラッター病の人は、症状を悪化させる運動は制限、または回避する必要があります。ランニング、サッカー、バスケットボール、など膝を頻繁に曲げる運動は、症状を悪化させる可能性があります。エクササイズする前に大腿四頭筋を伸ばすことが重要です。大腿四頭筋が締まっていると、膝蓋腱が圧迫され、脛骨結節につながることがあります。体力を維持するために、水泳やサイクリングなどの、ジャンプやランニングを伴わない他の活動を選択しましょう、。

膝サポーターを使用する

影響の大きい運動をする際は、膝こぞうのサポーターをつけることで、脛骨結節の圧迫を軽減することができます。結果的に、痛みや炎症の症状が軽減される可能性があります。膝全体を包む膝掛けはまた、腫れを軽減し、活動中のサポートを提供するのに役立ちます。

膝を冷やす

シップや保冷剤を使って冷やしましょう。保冷剤を使う際は、15分間以内にしてください。

松葉杖

痛みが強い人は、数週間松葉杖が必要になることもあります。松葉杖を使うことで、膝への負荷を減らすことができ、治癒を早めます。

痛み止めを使う

アセトアミノフェンなどの多くの市販薬は、オズグッド ・シュラッター病による痛みを軽減するために使用することができます。イブプロフェンなどの非ステロイド性抗炎症薬(NSAID)は、痛みと炎症の両方に効果的です。しかし、すべてのNSAIDが子供にとって安全であるとは限りません。親は子供の医師や薬剤師に相談したうえで、どのの薬が子供に最適であるかを調べる必要があります。

手術

非常にまれなケースですが、骨の成長が止まった後も膝がまだ痛い場合には、手術が必要になることがあります。手術は、自然に治らなかった小さな膝の骨が、膝に残っている場合にのみ必要とされています。この手術は脛骨剥離と呼ばれ、手術を通し小さな骨片を除去します。外科手術は、骨が成長中の場合は、成長板の損傷を引き起こす可能性があるため、成長がすでに止まっている成人でのみに適応されます。

運動を再開する

特定の運動を制限、または回避する必要がある期間は、その人によって異なります。一般的に状態は、数週間から数ヶ月後に改善するとされています。膝の頻繁に曲げる必要のある運動を再開するに、少なくとも痛みが軽減されるまでは待つべきです。ほとんどの場合、軽度の痛みしか伴わない場合、オズグッド ・シュラッター病の患者は運動を再開することができます。しかし、痛みが悪化すれば、運動をやめ、膝を休めるべきです。

痛みがひいたら、医師は大腿四頭筋の強化や、ストレッチを勧めることがあります。。このことで、骨が完全に成長する前にオズグッド ・シュラッター病が再発する可能性を減らすことができます。

理学療法

理学療法は、オズグッド ・シュラッター病の再発を予防するため、四頭筋を強化するのに効果的です。理学療法士は、オズグッド – シュラッター病の症状を悪化させない練習を推奨するかもしれません。また、膝を支えて症状を軽減するために特別なサポーターが推奨されることもあります。

統合療法

現状、オズグッド ・シュラッター病の治療や予防のための、統合療法の使用に関する科学的データは、まだ不足しています。

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