イブキ

その他

イブキは民間伝承上では効能があるとされていますが、医学的に証明されてはいません。しかし、虫除けとしては有効です。結腸癌に対する予防作用がある可能性があり、また、耐糖性を判定するため行われた一つのマウス実験においては、ある程度の抗糖尿病作用がみられました。

概要

イブキには虫除けとしての効果があるため、機能的な家の装飾になります。民間伝承上ではいくつか他の効能もあるとされていることから、少数ですが研究が進められました。ですが、有益な研究はありません。

現段階では、脂肪燃焼効果を持っている可能性が示唆されていますが、あまり見込みはありません。血糖に関するマウス実験の結果が一つあり、極めて効果量は大きいのですが、比較対象となった実薬が正当に選ばれたものかがわからないため、他の動物を検体とした実験が必要となっています。結腸癌のがん細胞に対する作用は期待ができますが、有効成分(ウィドロール)の有効性を実薬対照試験もしくは動物や臨床試験で研究した例はなく、現段階では予備的です。

歴史的に妊娠中絶薬(堕胎を誘発します)として使用されているため、妊娠中はビャクシン属の植物を含んだ製品の使用は控えたほうが賢明でしょう。しかしながら、これについての研究はなされていません。

基礎知識

注意事項
・妊娠中絶薬は、子宮壁の収縮によって堕胎を誘発することができます。
・水溶性のものと脂溶性のもののどちらも有効です。

摂取方法

動物を検体とした唯一の研究では、マウスに対して50-150mg/kgのイブキを用いており、これは人間の用量に換算すると以下のようになります。

・体重150lbの人なら550-1,600mg
・体重200lbの人なら700-2,200mg
・体重250lbの人なら900-2,700mg

これらの用量が人体にとっての至適用量であることは保証されていません。

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