アルコール問題:飲酒をやめる方法
序論
今日から、禁酒のために踏み出しましょう。最初のステップは、医者に行く、支援グループに連絡する、もしくは、近い将来の禁酒目標日を設定することかもしれません。自力で飲酒をやめられる場合もありますが、離脱に関する身体的プロセスをコントロールするために、医学的な支援が必要な場合もあります。
アルコール依存症かもしれないと思ったら、医学的な指導のもとでアルコールを断つ必要があるか、医者に相談しましょう。確実にアルコールを断つことができる医薬品を処方されることがあります。禁酒を続けるために、後に、他の医薬品が処方されることもあるでしょう。医者の支援があれば、より確実に、アルコールを断つことができます。
禁酒をすることで、以下のようなメリットがあります。
・肝臓障害など、アルコールの摂取により悪化する健康問題を予防、もしくは減少できます。
・妊娠中であれば、胎児へのダメージを防ぐことができます。
・関連する家族の不安や、人間関係の問題が軽減されます。
・職場、学校、自宅での生産性が向上します。
・アルコール乱用により引き起こされる可能性がある、法的な問題を減少できます。
飲酒をやめる方法
飲酒をやめるために、以下のステップに従いましょう。
1. 理由を特定しましょう。飲酒量を減らしたい、もしくは飲酒をやめたい理由のリストを作りましょう。信頼する友人や家族に、リストを作るのを手伝ってもらってもいいでしょう。時々、取り組みを改められるよう、リストを保管しましょう。
2. 計画を立てましょう。飲酒を断つ日を決めましょう。禁酒のための計画を立てましょう。それを、冷蔵庫の扉や、洗面所の鏡など、よく見る場所に貼りましょう。複数の場所に貼るのも良いでしょう。カードにして、財布に入れるのも良いでしょう。
3.他の人と計画を共有しましょう。家族や信頼する友人に、計画について話しましょう。計画を成功させるために、どのような助けが必要かを話しましょう。
4.進捗状況を評価しましょう。計画の段階で、いつ評価を行うか、決めましょう。新しい行動パターンが習慣になるよう、30日間、計画を実践しましょう。飲酒をする理由を振り返りましょう。発見したメリットを書き出しましょう。禁酒に成功した後にお酒を飲んだとしても(再発)、挫折したというわけではありません。再発は頻繁に起こります。今回は、計画を守る方法を学ぶために、経験を生かし、取り組みを再開しましょう。
5.新たな行動パターンを継続しましょう。この計画を30日実践した後は、もう30日実践しましょう。日常の他のことと同様に、最も関心があることでも、行動パターンを変えることは容易ではありません。しかし、新しい行動パターンを多く実践するほど、それが習慣になる可能性は高くなります。この計画を実践しているにもかかわらず、成功しない場合は、飲酒をやめる他の方法について、医者に相談しましょう。
他にできること
飲酒を断つ計画の際に、役立つかもしれない他のアイディアは、以下の通りです。
・障害を避けましょう。飲酒量を減らす、もしくは、飲酒をやめるという目標の達成を妨げるものはたくさんあります。現在の生活環境から飲酒が切り離せないようであれば、新たな友人や、ライフスタイルを選択する必要があるかもしれません。目標と成功に集中し続けるために、自分で、禁酒を成し遂げるためのアイディアを考えましょう。例えば、日常生活における、飲酒と無関係の人や場所のリストを作りましょう。
・自助グループに参加しましょう。飲酒量を減らす、もしくは、飲酒をやめる計画を守るために、自助グループに参加する人がいます。自助グループに参加してみたいけれど、自分に合うか分からない場合、決断するまでに、最低3回は活動に参加しましょう。男性、または女性のみ、議論、演説など、様々なタイプのグループがあります。最初のグループが、期待を満たさなかった場合、他のグループに行きましょう。
・自分にご褒美をあげましょう。飲酒に費やしていたお金を、家族や友人との楽しい活動に使いましょう。例えば、外食に行く、映画を見る、スポーツやゲームをするのに使いましょう。