帝王切開:回復で何を想定しておけば良いか

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赤ちゃんを出産する時に、あなた自身もしくは赤ちゃんに問題が生じる可能性があると、医師は帝王切開を勧めるかもしれません。これは腹部と子宮に小さな切り口をつくって、そこから赤ちゃんを取り出す手術になります。アメリカ合衆国ではより一般的になってきています―2014年に産まれた赤ちゃんのうち、32%は帝王切開によって産まれました。

帝王切開には、計画されていたものもあれば、計画されていなかったものもあります。なので、帝王切開の予定がない人も回復がどのようなものになるのか理解しておくと良いでしょう。

想定しておくべきこと

帝王切開は、麻酔を必要とする大きな手術です。緊急帝王切開が必要でない限り、赤ちゃんが産まれる際に起きていられるような麻酔の種類が投与されます。その後、丸一日は安静にしておく必要があるかもしれません。2日から4日間の入院も念頭に入れておいた方が良いでしょう。完治には6週間もかかることもあります。

手術直後は、何も不愉快な感覚は無いかもしれません。しかし、麻酔の効果が無くなるにつれ、特に傷(切り口)周辺で痛みを感じ始めるでしょう。疲労を感じ、赤ちゃんを抱き上げるのに援助が必要の可能性もあります。

手術によるほかの副作用としては以下のものが挙げられます。

・便秘と腹部の張り
・膣からの出血、または膣分泌物
・陣痛
・痒み
・吐き気

楽に回復しましょう

どのような手術であっても、休息は回復を促します。なので、赤ちゃんが寝ている間はあなたも寝た方が良いです。手術と授乳で失った水分を補うために、十分に水分を摂取しましょう。

もし痛みを感じるのならば、医師に相談しましょう。授乳していたとしても鎮痛剤を服用できるはずです。そして医師が承諾をしたらすぐに立って歩き回りましょう。もし便秘ならば、歩くことで腸を動かすことができるかもしれません。また、血塊とそれに関連する問題を防ぎます。

一番重要なのは、医師の言うことを聞くことです。医師の了承が出るまで、今までやってきたようなことをするのは避けましょう。重いものを持ち上げるなど、切り口に負担をかけるようなことはしてはいけません。くしゃみや咳をする時は、腹部を支えるようにしましょう。

感染を防ぐ

他にも感染を防ぐために、帝王切開後気を付けなくてはいけない点があります。性的行為や、膣にタンポン含め、何かを入れることは数週間避けましょう。以下のことに当てはまるものがあるならば、医師に相談しましょう。

・100.4°F以上の熱
・増す切り口の痛み
・切り口が赤くなっている、腫れている、もしくは膿がある
・排尿時の不快感
・激しい膣からの出血、もしくは悪臭のする膣分泌物
・足の痛み、もしくは腫れ

最初から帝王切開を望んでいなかったならば、落ち込むのは普通です。どのようにして出産したかよりも、自身と赤ちゃんの健康のことに集中するようにしましょう。もし2週間以上にわたって憂鬱だったり、悲しみに暮れていたりするのならば、医師に相談しましょう。

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