ペラルゴニウムシドイデス

その他

アフリカンゼラニウム(African geranium)としても知られる、ペラルゴニウムシドイデスは、急性気管支炎の治療のために使用される、植物由来の薬剤です。免疫システムを高める働きのほか、風邪やヘルペスの症状を緩和する働きをすることもあります。

概要

 
アフリカンゼラニウム(African geranium)として広く知られる、ペラルゴニウムシドイデスは、薬効のあるハーブです。これは、(KalobanやUmckaloaboというブランド名で、)植物由来の薬剤として売られています。

ペラルゴニウムシドイデスは、急性気管支炎の治療にとても効果的です。ペラルゴニウムシドイデスにより、体の自然治癒のスピードが上がります。複数の研究において、急性気管支炎患者の40-60%で、ペラルゴニウムシドイデスの服用後1週間以内に、完全に症状がなくなったことが発見されました。すでに、服用後2日から3日後に、効果が現れた人もいたそうです。1週間後に気管支炎が治癒しなかった患者も、ペラルゴニウムシドイデスの摂取により、なんらかの効果がありました。ペラルゴニウムシドイデスには、頭痛、熱、倦怠感、咳、咳をする際の胸の痛み、肺の痰、類鼾音、鼻水など、気管支炎に関連する症状を治療する効能があるからです。

また、予備的証拠において、ペラルゴニウムシドイデスには、風邪の症状を治療し、風邪の期間を短くする効能があることが示唆されました。また、肺疾患の患者にも、症状の再発を軽減することで、効果があるかもしれません。

ペラルゴニウムシドイデスには、抗感染作用もあります。ペラルゴニウムシドイデスは、バクテリアが細胞に付着するのを阻止し、ウイルスと闘うのを助け、免疫システムを刺激して、侵入者を追い詰めます。

ペラルゴニウムシドイデスは、胃の不調を引き起こす胃の細菌、ヘリコバクターピロリの感染と闘うことができるかもしれません。ペラルゴニウムシドイデスによって、単純ヘルペスウイルスが複製するのを弱めることもできるかもしれません。

基礎知識

混同注意
ペラルゴニジン(分離されたアントシアニン)、イチョウ(EGb-761)

注意事項
この植物は、持続不可能な収穫が行われたため、現在、若干の存続の危機にさらされているようです。

摂取方法

ペラルゴニウムシドイデスを摂取するには、11%のエタノール性の根抽出物である、特許抽出物EPS7639を摂取しましょう。

この抽出物は1:8~10に濃縮されています。そのため、推奨量には幅があります。抽出物を摂取するには、チンキ剤4.5mL(30滴)または、カプセル30mgを摂取しましょう。用量は年齢によって異なります。
・6歳以下では、10滴(1.5mL)またはEPs7630 10mgを1日食前に3回
・6~12歳では、20滴(3.0mL)またはEPs7630 20mgを1日食前に3回
・12歳以上では、30滴(4.5mL)またはEPs7630 30mgを1日食前に3回

大多数の研究において、特にEPs7630が用いられていますが、植物800mgに等しい量の、水アルコールエキス(水とアルコール)を代わりに用いることも可能です。

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