ホスファチジルセリン
その他
ホスファチジルセリン(PS)は脂肪に溶けやすく、脳内に多く含まれていて、認知機能の一助となっているアミノ酸誘導化合物です。魚に多く含まれている物質であり、高齢者の記憶を改善し、コルチゾールを減らす効果があるかもしれません。
概要
ホスファチジルセリン(PS)は食事脂肪と似ている化合物で、人間の神経組織にかなり多くみられます。食事を通して合成、消費することができますが、サプリメントを摂取することによって更なる効果が得られます。
PSは認知機能のためには必要不可欠ですが、体が合成するほどの量は必要ではありません。しかし、高齢者におけるPS補充は、記憶や認知能力に良い効果をもたらすと考えられています。
基礎知識
○混同注意
セリン
○注意事項
ホスファチジルセリンは非刺激性です
摂取方法
ホスファチジルセリンの標準的な摂取量は100mgであり、これを1日に3回摂取するので、合計で1日300mgになります。この量は、認知低下に対する毎日の予防薬としては効果的であると考えられていますが、1日100mg摂取するだけでも何らかの効果は得られるかもしれません(ただしおそらく300mg摂取した場合よりは効果は小さいでしょう)。
注意力の向上を目的とした子供と10代の若者に対して行われた研究では、200mg摂取させる傾向にあり、また高齢でない大人に対しては200~400mgを摂取させ、結果は成功に終わっています。動物に対する研究には、550mgほどの量が使われる傾向にあります。