手足口病 – 概要

その他

手足口病とは?

手足口病は、口の中や周辺、手、足、時には臀部、脚にできものができる病気です。できものは痛むこともあります。病気は通常1週間ほどで治まります。

手足口病は、一般的に幼い子どもがかかる病気ですが、成人でもかかることはありません。一年を通して、いつでもかかる可能性がありますが、特に夏と秋には多いとされています。

この病気は口蹄疫や狂牛病とは、無関係です(これらの疾患は、ほとんどの場合、動物にしか感染しません)。

手足口病の原因は?

手足口病は、エンテロウイルスと呼ばれるウイルスによって引き起こされます。

このウイルスは、咳やくしゃみなどで、簡単に広がります。また、おむつをつけた時や、他の子供が口に入れたものに子どもが触れた時などにも広がります。この病気はしばしば、コミュニティーの中で発生します。

手足口病の潜伏期間は、通常3〜6日です。

手足口病の症状

症状が出だすと、子供は疲労感、喉の痛、38°C〜39°Fの発熱がでることがあります。その後、1日~2日で、口内炎や、手のひら、足、そして時には臀部に、発疹や水ぶくれが現れることがあります。水ぶくれの前、発疹が現れることもあります。水ぶくれがつぶれることもあります。これらは通常、1週間程度で消えます

また症状が出なかったり、非常に軽度の場合もあります。子どもから感染した親が、気づいていないこともあります。

手足口病はどのように診断されている?

医師は、診察により子供が手足口病を患っているかどうかを判断することができ、通常は検査する必要はありません。

どのように治療を行う?

手足口病は、通常治療の必要はありません。自宅でケアすることで、子どもの症状を和らげることができます。

・喉の痛みを助けるために、子供に冷たい食べ物を十分に与える
アイスキャンディーやアイスクリームなどの冷たい食べ物も役に立ちます。
・子供にオレンジジュースなどの酸っぱいものや、辛い物を与えない。
口の痛みが、増す可能性があります
・子どもの痛みや発熱には、アセトアミノフェン(タイレノールなど)やイブプロフェン(アドビルなど)を与える。
子供にアスピリンを与えないでください。 ライ症候群などの、深刻な病気につながる可能性があります。薬は安全に使用しましょう。説明書きはすべて読み、指示に従ってください。

最も感染力が強いのは、発症した初めの1週間だとされています。しかし、ウイルスは、数ヶ月間便に留まり、他の人に感染する可能性があります。

病気が広がるのを防ぐために、以下を参考にしてみてください。

・子どもが託児所や学校に通う場合は、子供をいつから登校できるかについて、スタッフに相談する
・頻繁に手を洗う。
患部に触れたり、感染した子供のおむつを交換した後は、しっかりと手を洗う。
・家族全員が頻繁に手を洗うようにする。
・子供が感染している間は、子供におもちゃを分けたり、キスをしない

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