カリウム

その他

カリウムは、主に果物、野菜、豆に含まれる必須ミネラルです。カリウムを十分に摂取せず、1日あたりの所要量を満たせていない例が比較的よくみられます。食生活の改善は、心不全や脳卒中などの循環障害に対する予防になるようです。

概要

カリウムは食物に含まれる必須ミネラルで、果物、野菜、豆に比較的多く含まれています。高カリウムな食生活は血圧を下げると考えられることから、血圧と体内の水分の調節に関しては、一般的にナトリウムと同等の効果があるとされています。

効果を得るのに十分な量のカリウムを含有したダイエットサプリメントは、安全性を確保するために法律で販売が禁止されています。この点においてカリウムは比較的特殊であるといえます。容易に吸収され、血圧に影響を与えるミネラルであることから、高用量を粉末で服用すると、心不整脈になったり、場合によっては入院が必要になることがあります。こう行った理由で食物のカリウム強化はなされなくなり、カリウムは不足しがちなミネラルになりました。繊維質の食物から多量のカリウムを摂取した際には、先述のようなリスクは伴いません。食物がカリウムの吸収を遅らせ、血中のカリウム値の急上昇である高カリウム血症になるのを防ぎます。

基礎知識

注意事項
・サプリメントや粉末状の高用量(500mg~)のカリウムは心不整脈を引き起こすことがあります。このリスクは、食物から摂取するカリウムにはありません。

摂取方法

カリウムは、一度に大量に摂取することによって引き起こされる高カリウム血症(高い血中カリウム値)への懸念から、ダイエットサプリメントでも85mg以上の錠剤は一般的ではありません。食料品店や栄養食品店において塩の代用品(大抵はpotassium hydrochloride)として販売されていますが、用量は最低限にとどめ、常に食物と共に摂取しましょう。

カリウムの効果を最大限に得るには、果物、野菜、豆を取り入れることで改良した食生活と、1日500-1,000mgの塩の代用品によって摂取量を増やすので十分であると考えられます。もし、食物と共に摂取するなら、この量がカリウムの持つほとんどの効果を得つつ、リスクを回避するのに適しているようです。

よくある質問

ダイエット炭酸飲料は体に悪いのですか?

ダイエット炭酸飲料が体に悪いこと(例えば、体重の増加もしくは健康問題を招くというような)を証明する証拠は現在はありません。ダイエット炭酸飲料が食べすぎの原因になるというのも矛盾した話です。最もひどい副作用は、口腔や歯の健康が損なわれる可能性があることです。

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